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作成日:2026年1月13日

東京でめぐる相撲文化の旅 ― 土俵の外でも感じる伝統の力

浅草相撲部屋/ちゃんこ霧島 両国本店/国技館通りの力士像/両国 高はし

周辺エリア

東京東部

両国|浅草

相撲は、神事を起源としながら長い歴史の中で育まれてきた、日本を代表する伝統文化のひとつです。現在も毎年6回の本場所が開催され、1月には東京・両国国技館で初場所が行われます。毎年多くの注目を集める一方、初場所のチケットは非常に人気が高く、観戦が叶わないことも少なくありません。

しかし、相撲の魅力は土俵の上だけにとどまりません。観戦ができなくても、相撲の歴史や文化、力士の暮らしに触れられる場所は数多くあります。本記事では、相撲の街・両国とその周辺を中心に、相撲文化を体感できるスポットを紹介します。外国人観光客に人気の施設や、本格的なちゃんこ鍋を味わえる店、写真撮影に適したスポット、土産物を購入できる場所などを訪ねてみましょう。体験を通して、相撲をより身近に感じてみてください。

浅草相撲部屋で体験する、エンタメとしての相撲

公式の取組を観戦できない場合でも、相撲の世界を身近に感じられるのが「浅草相撲部屋」です。ここでは、相撲をテーマにしたエンターテインメント性の高いショーが行われており、観光客を中心に人気を集めています。2時間の公演は、英語を話す司会者によって進行され、相撲の歴史や基本的なルール、代表的な技についての解説に加え、力士たちが実演を交えながら分かりやすく紹介します。ユーモアを交えた進行で、相撲に詳しくない人でも楽しめる構成です。
来場者は、公演中いつでも写真撮影が可能で、希望者は実際に土俵に上がり、観客の声援を受けながら力士と対戦することもできます。

また、チケットには食事も含まれており、ちゃんこ鍋の食べ放題に加え、唐揚げや枝豆などのサイドメニュー、さらに1ドリンクが付いています。来場者は力士たちとの記念写真を撮ることができ、お土産ももらえます。相撲を「見る」だけでなく、「体験する」入口として、印象に残る時間を過ごせるスポットです。

店内にある土俵と観客席

浅草相撲倶楽部の入口

土俵を清める塩まき体験

力士同士の取り組み

力士になってチャレンジ相撲

ちゃんこ霧島で味わう本格ちゃんこ鍋

ちゃんこ鍋は、力士の身体づくりを支える食事として知られています。野菜、肉、魚介類をバランスよく取り入れた栄養価の高い鍋料理で、相撲部屋では大鍋を囲んで皆で食べるのが特徴です。起源は江戸時代までさかのぼり、現在では相撲の伝統を象徴する存在となっています。

両国国技館から徒歩2分の場所にある「ちゃんこ霧島」は、元大関・霧島関(現:陸奥親方)が1997年に現役を引退してから開業した、8階建てのちゃんこ鍋専門店です。
伝統的なちゃんこ鍋は一般的に薄味のだしや鶏ガラで調理されますが、ここのちゃんこは、元大関・霧島関の出身地・九州の名物である豚骨ラーメンから着想を得ています。豚骨と鶏ガラを合わせたコクのあるスープが特徴で、ほんのり効かせた柚子胡椒が後味を引き締め、食べやすい味わいに仕上がっています。
店内には、元大関・霧島関の取り組みの写真や、引退時に儀式として切り落とされる大銀杏の実物展示など、多くの記念品が飾られています。

ちゃんこ霧島は、食事をしながら相撲の世界観に浸れる特別な場所のひとつです。場所中は混雑するため、電話またはオンラインでの予約が必須です。

多彩な食材を煮込んだちゃんこ鍋

お店の外観

8階から望める両国国技館

座りやすい掘りごたつ

間近で見ることができる大銀杏

両国の街角で出会う、力士のブロンズ像

両国駅西口から数歩の場所にある国技館通りには、さまざまな姿をかたどった力士のブロンズ像が並んでいます。力強い構えから儀式的な所作まで、そのポーズは多種多様で、相撲の街らしい雰囲気を演出しています。台座には、歴代横綱の手形をブロンズで鋳造したものも設置されており、実際に手を合わせてその大きさを体感することができます。

両国には多くの相撲部屋もあるため、特に本場所の期間中には、街中で実際の力士を見かけることも珍しくありません。通りの日常の中に息づく相撲文化を散策してみましょう。

通りに面している力士像と歴代横綱の手形

様々なポーズの力士像

小さな力士像と写真撮影

大正時代創業の「両国 高はし」で選ぶお土産

相撲をモチーフにしたお土産を探すなら、老舗「両国 高はし」は外せません。文房具やクッション、キーホルダー、マグカップ、手作りのがま口など、実用的で親しみやすい商品が揃い、相撲ファンから観光客まで幅広く支持されています。

両国 高はしは大正時代に創業し、もともとは地元の旅館や飲食店に布団を納める布団店として始まりました。1985年に現在の両国国技館が通り沿いにわずか3分の場所に建設されたことをきっかけに、力士向けの座布団や足袋、鬢付け油など、相撲に欠かせない品を扱うようになり、次第に相撲文化を支える存在へと発展していきました。

現在では、力士の必需品を扱う専門店であると同時に、伝統的なものから新しいもの、手作り品まで幅広く揃えた土産物店として営業しています。ここで購入できる手作りの合才袋(がっさいぶくろ)と呼ばれる巾着は、江戸時代から使われていた財布の一種で、今でも力士が着物の袖に入れて小物を運ぶのに使用しています。

相撲の歴史とともに歩んできたこの店で土産を選ぶ時間は、旅の締めくくりにもふさわしいひとときとなるでしょう。

店内すべて相撲に関するお土産品

両国 高はしのお店の外観

店内を訪れていた外国人観光客

相撲柄の箸

和柄の種類が豊富な合才袋

浅草相撲部屋

住所 東京都台東区浅草2-10-12-1F
URL 浅草相撲部屋

ちゃんこ霧島 両国本店

住所 東京都墨田区両国2-13-7
URL ちゃんこ霧島 両国本店

国技館通りの力士像

住所 東京都墨田区両国2丁目付近

両国 高はし

住所 東京都墨田区両国4-31-15
URL 両国 高はし

営業時間・定休日・料金等の最新情報については公式ウェブサイトでご確認ください。