私の東京ガイド
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更新日:2023年2月13日
谷中・根津は東京の下町のなかでも特に昭和の面影が色濃く残るエリア。古い木造の家々や古民家を利用したレトロなカフェなどが点在する昔懐かしい街並みや、「谷中霊園」や「根津神社」などの歴史スポットを巡れば、昭和にタイムスリップしたような気分が味わえます。
谷中エリアは「日暮里」駅から徒歩圏内。「日暮里」駅へは、JR山手線、京浜東北線のほか、私鉄の京成電鉄線、日暮里舎人ライナーでも行くことができます。根津エリアへは、東京メトロ千代田線「根津」駅、「千駄木」駅が便利です。
羽田空港から:電車で55分
成田空港から:電車で1時間20分
新宿駅から:JR山手線で「日暮里」駅まで20分。
東京駅から:JR山手線で「日暮里」駅まで12分。
谷中銀座商店街は全長170mの通りに約60の店舗が立ち並びます。この地域のほとんどが古き良き東京の面影をそのまま残しており、まるで昭和の街並みを歩いているような気分に。和菓子や工芸品店に立ち寄るのもよし、芋けんぴや焼き栗、イカ焼きなどを買って食べ歩きもよし。谷中銀座周辺にある7体の木彫りのオブジェ「七福猫」は見つけられると幸せになれるという逸話も。猫をモチーフにしたお菓子もあるので探してみてはいかがでしょう。
夕暮れ時には谷中商店街と日暮里駅の間にある「夕やけだんだん」へ足を運ぶのもおすすめ。階段上から夕焼けに染まる街並みを眺めることができます。
谷中・根津エリアではアート巡りも楽しみのひとつです。木造アパートを改造したカフェ&ギャラリー「HAGISO」や、銭湯がギャラリーとして生まれ変わった「SCAI THE BATHHOUSE」では、国内外の芸術家による現代アートの魅力を発信しています。ほかにも、彫刻家・朝倉文夫の住居兼アトリエが美術館になった「朝倉彫塑館」や、大正ロマンを象徴する画家、竹久夢二の作品が展示された「竹久夢二美術館」、江戸時代の機械時計が展示された「大名時計博物館」など、アートスポットが満載です。
数々の著名人の墓碑が並ぶ「谷中霊園」は散策にぴったりのスポット。春には桜が咲き誇り、淡いピンク色に彩られた光景を見ることができます。「根津神社」の境内には千本鳥居や徳川綱吉公が造営した社殿などがあります。つつじの名所としても知られ、毎年4月に開催される「文京つつじまつり」の期間中は大勢の人たちで賑わいます。
20世紀初頭に建てられた「上野桜木あたり」にある三棟の古民家は、職人技が光るベーカリー、ビアホール、塩とオリーブオイルのお店などに生まれ変わり、コミュニティスペースや、ワークショップもあります。
谷中エリアを訪れたらなら街のシンボルとして愛されるカヤバ珈琲も立ち寄りたいスポットです。1916年に建てられた木造の建物に1938年にオープンし、初代オーナーが亡くなる2006年まで営業していました。地域の方々の支援により、2009年に復活し、今もなお昭和の風情を残しています。 時間があれば、根津エリアに隣接し、同じく伝統的な様式の歴史的建造物が建ち並ぶ千駄木も訪れましょう。谷中、根津、千駄木の3つのエリアは、総称して「谷根千」と呼ばれる人気エリアです。