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更新日:2022年10月19日

原宿は東京都心部を回るJR山手線の渋谷と新宿の間に位置する駅です。原宿駅は代々木公園や明治神宮のほか、ラグジュアリーブランドなど建ち並ぶ表参道や青山へも歩いていくことができます。

かつて宿場町だった原宿。「野原の宿」を意味する漢字が用いられていますすが、現在の原宿は「カワイイ」文化の発祥地であり、グローバルな街として知られています。

都内最古の木造駅舎として親しまれた原宿駅は、2020年6月に「文化と創造力を世界に発信する、TOKYOの新たなプレゼンテーションステージ」をテーマとした複合施設「WITH HARAJUKU」を有する駅として生まれ変わりました。グルメやショップ、イベントホールなど東京のトレンドを発信するホットスポットになっています。


行き方

JR山手線の原宿駅の他、東京メトロ千代田線および副都心線の明治神宮前駅からもアクセスできます。原宿駅から、青山または表参道エリアまで徒歩約10分、渋谷エリアまでは徒歩約20分です。

羽田空港から:原宿駅まで電車で50分。
成田空港から:原宿駅まで電車で1時間40分。
新宿駅から:JR山手線で原宿駅へ。所要時間4分。
東京駅から:JR山手線で原宿駅へ。所要時間26分。

日本の「カワイイ」文化の発信地

原宿の名が世界の多くの人に知られるようになったきっかけは、米国歌手グウェン・ステファニーの曲「原宿ガールズ」。原宿は特にファッションに敏感な若者に人気の場所です。近年では、日本のポップシンガーきゃりーぱみゅぱみゅが原宿特有の美意識とテンポの良い音楽で国際的な評価を得ました。「原宿いやほい」を始めとする彼女の多くのヒット曲は、原宿からインスピレーションを受けたものです。

世界的に有名な原宿ストリートファッションをチェック

原宿のファッションはキュート&カジュアルからエクストリームまで幅広いのが特徴。街を歩けば、優雅なドレスをまとったロリータ系、ピアスで固めた長髪のゴシック系、カラフルなウィッグをかぶったデコラ系の若者に出会えます。また、自由なファッションが楽しめる原宿では、コスプレに身を包んだ人々も。さらに、ワイルドな原宿ファッションの精神を受け継いだハードコアの原宿ファンも健在です。原宿に来れば、他のどこにもないようなアパレルやさまざまなスタイルのアクセサリーを購入できます。原宿オンリーの体験を楽しむなら、原宿のネイルサロンを試したり、思い切ったヘアスタイルやヘアカラーに挑戦したり、新しい自分に出会ってみては?

原宿ゴシック

竹下通り」周辺は、個性派ファッションの宝庫です。往年のゴシックファッションは、今も根強い人気を誇ります。
全身を黒衣装でまとった原宿のゴシック系は、この街のカラフルで「カワイイ」雰囲気とは対照的。ビンテージ風のゴスロリからハードなヴィジュアル系まで、原宿にはあらゆるゴシックのサブカルチャーがあります。

 

デコラ系

世界中に根強いファンがいるデコラ系は、奇抜でカラフル、大胆なアクセサリー(特にヘアクリップ)を多く使います。アニメから飛び出したようなレインボーカラーのウィッグやカジュアルウェア(パーカー、スウェットなど)が特徴。妖精のようにふわふわしたデティールやパステルカラーを好む”フェアリー系”も、 Kawaiiファッションを代表するデコラ系とともに原宿ラバーに愛されるファッションの一つです。

 

原宿パンク

原宿は多様なグローバルファッションが芽生え花開く場。パンクも数十年にわたり、このファッションシーンで勢いを見せてきました。竹下通りを歩くと、今でもパンクファッションが目に入ります。
破れたバンドTシャツ、格子縞のパンツ、スタッズ、チェーン、ブーツなどが、原宿パンクの特徴で、先鋭的で反体制的な雰囲気があります。

写真提供:Drug honey

原宿コスプレ文化

原宿はアニメ・キャラクターのコスプレを楽しむには、最高の場所です。多種多様なスタイルの服を着た人々が行き交う原宿では、その日・その場所でしか挑戦できないファッションを着こなしたり、初心者が遊び心でコスプレをするのにもってこいの環境です。

原宿では、常に進化し続けるファッションラバーが魅せる、さまざまなファッションを目にすることができます。あなたも是非その一人になってみてはいかがですか?

 

原宿の街路に並ぶ数百の店舗で、思う存分ショッピング

竹下通り

目抜き通りの「竹下通り」は、原宿へ行ったら見逃せないスポットです。原宿駅のすぐ目の前にあるこの歩行者天国は、一年中、多くの人々が訪れています。100円ショップのダイソーや化粧品を販売するドラッグストアなどの大規模店舗もありますが、街路に並ぶ多くの店は、リーズナブルなアパレルやアクセサリーを扱う個性的で小さなショップです。原宿の代名詞ともいえる竹下通りですが、人混みを避けたい方は横道へ。メイン通りに勝るとも劣らぬ個性豊かなショップが並んでいます。

 

キャットストリート

キャットストリートは竹下通りの大人版。渋谷と原宿の中間に位置し、小規模なショップや国際的なブランド店など、さまざまな店が建ち並んでいます。1着限りのビンテージからハイエンドのデザイナーアイテムまで、何でも揃うキャットストリート。ただし、通り名にある“猫”はいないのであしからず。

 

ラフォーレ原宿、キディランド、そして表参道のもろもろ

ショッピングセンターのラフォーレ原宿は、鏡のようなデザインが特徴的な東急プラザ表参道原宿と道を挟んだ向かい側にあります。ラフォーレ原宿の中には、東京のブランド店や国際的なブランド店が入っています。メンズやレディースのパーカー、ジャケット、シャツ、パンツなどを新調して、原宿スタイルを楽しんでみてはいかがですか?多彩な飲食店がある2階も要チェックです。

キディランドは個性的な商品を取り揃えた専門店。スターウォーズのジャージやハローキティのヘアクリップ、ポケモンのリュックサックなど、海外のブランドを含むさまざまなアイテムが並んでいます。人気キャラクター・リラックマのぬいぐるみもオススメです。自分へのプレゼントはもちろん、友達へのお土産も見つけられるでしょう。

原宿は「カワイイ」だけではなく、グローバルなブランドも揃っています。2009年にはナイキが東京初のフラッグシップストアをオープンしました。そのほかにも、ヴィヴィアン・ウエストウッドやディオールなど、国際的なブランドが店を構えています。

インスタ映えする原宿グルメで、友達を羨ましがらせよう

原宿には食べ歩きに最適な飲食店が充実しています。原宿名物のクレープはもちろん、伸びるモッツァレラチーズがたっぷり入ったハットグという韓国式アメリカンドッグも人気です。インスタグラムのいいねが欲しい方には、原宿のレインボーフードがおすすめ。巨大な雲のようなふわふわのレインボーわたあめに、虹色のチーズが伸びるグリルドチーズサンドなど、原宿のおしゃれなストリートフードは美味しいだけでなく、SNSで共有するのに最適です。また、原宿にはストリートフードだけでなく、オーガニックレストランなどさまざまなレストランが揃っています。

 

ショッピングの合間の休憩は、都会のオアシス代々木公園で

買い物袋が重くなったら荷物をコインロッカーに入れて、自然あふれる代々木公園や明治神宮で息抜きをしましょう。

代々木公園では、会社員から子ども連れの家族や犬の散歩をしている人まで、多くの人々が広々とした緑のスペースでくつろいでいます。ピクニックシートを持ってきてもよし、公園に多くあるベンチに腰掛けてもよし。

大きな鳥居がシンボルの明治神宮も、都会の雑踏を離れるのに格好の場所です。穏やかで静かな境内に入ると、賑やかな原宿ははるか彼方のよう。

しっかり充電できたら、原宿に戻ってショッピングを続けたり、都内の次の目的地に移動してみるのも良いでしょう。

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