
私の東京ガイド
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更新日:2025年2月12日
冬の寒さが和らぐ3月、東京の公園や庭園では、春の訪れと桜の開花を祝う人々で賑わい、観光に適しています。3月3日の「ひな祭り」をはじめとする伝統的なお祭りなどのイベントも目白押しです。
3月は肌寒いものの、過ごしやすい気候です。平均気温は9.6℃で、最高気温は14.8℃、最低気温は5.1℃です。3月下旬は、春に向けて徐々に気温が上がっていくので、朝晩の寒暖差があります。セーターやジャケットはあった方が良いですが、特別な防寒具着は必要ありません。雪はほとんど降りませんが、雨になる日が数日あります。
※2024年の気象データを参考にしています。
東京の島では、美しい花々を愛でる毎年恒例のお祭りが行われます。「八丈島フリージアまつり」では色鮮やかな花々を見ながら野点を楽しむことができ、フリージアカフェでは島スイーツを味わうことができます。伊豆大島で行われる「伊豆大島椿まつり」では椿の花びらを使った染め物を体験することもできます。
例年3月初旬に開催され、一般ランナーとエリート選手、国内外の招待選手が一堂に会する「東京マラソン」は、東京を代表するスポーツイベントのひとつです。参加者は、東京都庁をスタートし、観光名所や浅草、銀座などの有名なショッピング街を縫うように走ります。大会当日は長時間の交通規制が行われますので、日程やコースマップを公式サイトでチェックしましょう。
©東京マラソン財団
3月3日は「ひな祭り」。ひな壇に飾られた優雅な人形には、女の子の健康と幸せへの祈りが込められています。京王プラザホテルでは、華やかな雛飾りが見られます。国営昭和記念公園内にある「こもれびの里」では、昔ながらの農村風景とともに、農家の古民家で雛飾りを楽しむことができます。
願いを叶えてくれる縁起物として知られるだるま。日本三大だるま市のひとつが、3月3日と4日に開催される「深大寺だるま市」です。約300店の露店が、さまざまな大きさやデザインのだるまを販売します。だるまを買うと、僧侶に梵字で目を入れてもらうこともできます。
高尾山の中腹にある高尾山薬王院では、毎年3月の第2日曜日に、健康と安全を祈願する火渡り祭が開催されます。祭りでは、修行僧たちはくすぶった木の上を裸足で歩くという伝統的な荒行を行います。その後、火が燃え尽きたところで、一般の人たちも火渡りに参加することができます。
3月下旬の東京では、桜の開花を記念するさまざまなイベントや祝賀会が開催されます。上野公園の「うえの桜まつり」では、花見弁当の販売やステージイベントが行われ、多くの花見客で賑わいます。「隅田公園桜まつり」では、川沿いを歩きながら東京スカイツリーⓇを背景にお花見ができます。六義園の有名な枝垂れ桜は、夜になると多くのライトに照らされ一段と美しさを増します。
うえの桜まつり
3月に見頃となる花は、桜だけではありません。4月のチューリップやネモフィラ、5月のポピーなど、次々と春の花が楽しめる国営昭和記念公園では、毎年3月下旬から「フラワーフェスティバル」が開催されます。園内の見どころを巡る自然観察ツアーやセグウェイガイドツアー(有料)があるほか、イベントが盛りだくさんです。浜離宮恩賜庭園では、菜の花の鮮やかな黄色の絨毯が、高層ビル群とのコントラストを際立たせます。
国営昭和記念公園
毎年3月18日に行われる金龍の舞は、1958年に浅草寺の本堂再建を記念して奉納されたのが始まりです。全長18メートル、重さ88キロの金色の龍が、祭りの音楽に合わせて踊るのが特徴です。