私の東京ガイド
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更新日:2023年3月16日
東京の中心部から1,000km以上離れた南の海上に浮かぶ母島は、小笠原諸島に2つある有人島の1つ。サンゴ礁のある母島は一年を通して温暖で、シュノーケリング、ダイビング、イルカウォッチングが楽しめる最高の場所です。小笠原諸島の玄関口である父島から、日帰りすることもできます。小笠原の海では一年中イルカを見ることができますが、ホエールウォッチングも楽しめます。ザトウクジラの来遊期間は12月頃から5月頃、特に2月から4月がよく見られる時期です。
母島へは、父島を経由して、父島から出る「ははじま丸」を利用するのが唯一の交通手段。「ははじま丸」は、午前と午後に1便ずつ父島と母島を往復していますが、1日1往復の日や運休日もあります。片道約2時間です。チケットの予約はできず、当日の出発時刻の約1時間前に販売されます。
母島の中には公共交通機関はありませんが、徒歩やタクシー、レンタルバイク、車、レンタサイクルで簡単に回ることができます。
およそ20平方kmの母島にはたくさんの見どころが詰まっています。自然が織りなす絶景を眺め、島固有の野生生物に出会うには、小笠原諸島最高峰の「乳房山」に登りましょう。道中では、ガジュマルの巨木をはじめ、希少な植物や鳥が見られます。頂上まで4時間のコースを登り切れば、島全体を望む絶景と青い海がどこまでも広がります。
沖港の入口にある「鮫ヶ崎園地」内の「鮫ケ崎展望台」から、海と港を一望することができます。ここから眺める夕日は、息をのむほどの素晴らしさです。冬は、ホエールウォッチングの絶好のポイントでもあります。
島の南端にある「小富士」の近くには、「南崎」など島で有数のビーチもあります。「南崎」は美しいサンゴ礁が広がり、シュノーケリングに最適のスポット。島内にはいくつかの宿泊施設と数軒の飲食店があり、新鮮な魚介類を使った料理で温かくもてなしてくれます。
小笠原諸島は、「自然景観」「地形・地質」「生態系」「生物多様性」が評価され、日本に5つある世界自然遺産のひとつに登録されています。陸産貝類のカタツムリや多くの鳥類、地元の木生シダなど、島固有の動植物が数多く生息しています。母島の多くの動植物が生息している石門と堺ヶ岳を訪れるには、認定ガイドの同伴が必要です。