私の東京ガイド
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更新日:2023年11月22日
海や川の水辺に恵まれている東京。何世紀にも渡って人々や物資を運んできた運河、歴史ある地を取り囲むお堀、郊外にある山や沼地を水源として東京湾に注ぐ川など、様々な水辺があります。水辺のサイクリングコースは高低差が比較的少なくリラックスして走行できるので、東京をぐるりと巡る素晴らしい体験ができるでしょう。各自治体やショップには手頃で便利なシェアサイクルやレンタサイクルがあるので、ぜひ利用してください。
若洲海浜公園は東京湾に面した海上公園で、海沿いに約6kmのサイクリングロードが続きます。自転車は公園南側ゲートブリッジ近くにあるサイクリングセンターで借りることができます。(子どもと一緒なら、サイクリングセンターの隣にある、様々なおもしろ自転車を揃えたサイクル広場をお見逃しなく)サイクリングロードでは海辺ならではの景色と心地よい緑を楽しめるほか、途中には休憩スポットもあり、のんびりと過ごせます。若洲海浜公園ではサイクリング以外にも釣りやBBQ、キャンプ、ゴルフなど、大都市の中でさまざまなアウトドアを楽しむことができます。
全長64kmの江戸川サイクリングコースは、東京と千葉県の境を流れる江戸川の土手沿いを走りながら、四季折々の自然の美しさを感じることができるコースです。コースは利根川との分岐点である埼玉県から始まり、千葉県で終わります。都内を走る短いコースを選択した場合、通常スタート地点は葛飾区にある水元公園、ゴールは映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみの柴又となります。柴又には柴又帝釈天や絵のように美しい伝統的な邸宅、山本亭があります。寅さんについて知りたい場合は葛飾柴又寅さん記念館にも立ち寄ってみてください。
江戸川区では葛西、西葛西、葛西臨海公園、小岩などの11駅の駐輪場でレンタサイクルを利用できるほか、寅さん記念館でも自転車をレンタルすることができます。
隅田川沿いのコースでは、東京で見逃せない観光名所やランドマークのすぐ近くを走ることができます。相撲のまち両国をスタートし、色とりどりの橋を渡ると東京スカイツリー®に辿り着きます。川を挟んだ反対側には浅草や浅草寺があり、そこから築地場外市場や銀座に向かうことも、回り道をして東京駅や皇居方面に向かうこともできます。他にも隅田川に浮かぶ埋立地、佃エリアを堪能するのもおすすめです。隅田川は何世紀にも渡り商業や輸送路の大動脈でしたが、今日でも東京の中心としてにぎわっています。
東京の水辺サイクリングでは、体を動かしながら、都市空間と美しい自然が共存する景色を見ることができます。その他にもさまざまなコースがあり、思い思いに楽しむことができます。