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更新日:2024年11月29日
葛飾北斎(1760-1849)は、日本を代表する芸術家の一人です。「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をはじめとする北斎の浮世絵は世界中でよく知られています。アート好きの方にぴったりのこのウォーキングツアーでは、北斎が暮らし、作品を生み出した墨田区をご紹介します。
凡例
1
出発地点は墨田区にある両国駅です。隅田川に面する両国は相撲で有名。駅の北側には大相撲が行われる両国国技館があります。
2
北斎通りは両国国技館の裏手にある江戸東京博物館前から相撲部屋や伝統工芸品などのお店が立ち並ぶ亀沢を通って東西に延びています。通り沿いの街路灯などに描かれている北斎の絵を探してみてください。
3
すみだ北斎美術館は、墨田区が輩出した最も有名な人物・葛飾北斎の功績を称えて2016年にオープンしました。この美術館では、企画展のほか、北斎の生涯や作品、そして北斎が88年に及ぶ人生の大半を過ごした墨田区との関わりについての展示を行っています。常設展では北斎のアトリエの再現模型や、モニター展示、錦絵(多色刷りの木版画の一種)の制作の様子を紹介する映像などを鑑賞することができます。すみだ北斎美術館は、北斎の生誕地を示す看板が建てられている緑町公園の奥にあります。
4
厩橋周辺は「冨嶽三十六景」の一図であり、両国橋と富士山を背景にした「御厩川岸より両国橋夕陽見」に描かれています。現在の厩橋は関東大震災後の1929年に架けられたもので、隅田川に架かる唯一の三連アーチの橋です。橋の名前は、江戸時代にこの地に厩舎があったことに由来しています。橋に施されている馬の装飾もぜひ探してみてください。厩橋は東京スカイツリー®や夏の隅田川花火大会の絶好のビューポイントです。
5
江戸時代に築かれた旧安田庭園は、かつては隅田川の水を引き入れた潮入り回遊式庭園でした。現在は、潮の流れを人工的に再現しています。庭園内では、北斎が1822年に制作した隅田川の三枚続の作品にも登場し、当時の人々に親しまれた駒留石(馬をつなぎとめるための石)を今でも見ることができます。
6
両国国技館は、日本の国技である相撲の本場所が行われる相撲の聖地です。隅田川に近いこの地域は、北斎のお気に入りの場所でした。北斎はその風景を1806年頃に出版された版本『絵本隅田川 両岸一覧』をはじめとする諸作品に描きました。作品の一つには、雨に降られた人々が隅田川西岸の新柳橋を急いで渡る姿が描かれています。その背景に描かれている幕府の貯木場があった場所に、現在の両国国技館が建っています。
7
両国駅の南側には、なまこ壁に囲まれた小さな神社がある本所松坂町公園があります。ここには、『忠臣蔵』で知られる吉良上野介義央(1641-1703)の上屋敷がありました。亡き君主である浅野長矩の敵討ちに、家臣である元赤穂藩の大石内蔵助ら四十七士が向かった場所がここでした。吉良側についた武士のひとりである小林平八郎は、北斎の曽祖父にあたると言われています。
8
両国橋は、「両国(二つの令制国)」を結んで1659年に架けられました。江戸時代には武蔵国と下総国を、現在は中央区と墨田区を結んでいます。現在の橋は1932年に架け替えられたものですが、かつては葛飾北斎や歌川広重といった巨匠たちによって数多くの浮世絵に描かれました。北斎の『絵本隅田川 両岸一覧』のうちの一図には、隅田川西岸の歓楽街だった両国広小路からの視点で、橋の大アーチに群がる人々が描かれています。その背景に描かれているのは、東岸と両国駅の南側にある江島杉山神社です。