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更新日:2023年11月22日

東京でホタルが見られる場所

ホタルを追いかけることは、幼少期にやってみたいことの1つだったという人は多いのではないでしょうか。蛍 (ホタル) は、夜空にきらめく満天の星のように壮麗な光景を見せてくれます。そして東京でも、そんなホタルが見られるのです。可愛らしく光るホタルは、きれいな水のある場所にしか住めない生物です。日暮れ時から夜9時前後のあいだ、小さなホタルが放つ光がキラキラと夜空と水辺に灯る美しい風景にたっぷりと酔いしれてみましょう。

ポイント

  • ホタルは高湿度の温かい空気と、清潔できれいな水を好むのが特徴
  • ホタルの生息数は世界的に減少しているので、追いかけたりしないようにしよう
  • ホタルは触られたりすると弱ってしまうので、静かに鑑賞しよう
  • 懐中電灯を使う際は、ホタルを混乱させないように直接光は当てず、必ず地面に当てよう

たくさんのホタルが夜空を彩る—夕やけ小やけふれあいの里

八王子にある「夕やけ小やけふれあいの里」は、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みたくなる豊かな自然に恵まれ、都会にいることを忘れさせてくれる場所です。ホタルを見るには、6月に訪れるのがベスト。ホタルが夜空を照らす様子をじっくり観察することができます。ホタルが木々の間を縫うように舞い、神秘的な情景を作り出します。6月の中旬から下旬の夕暮れにかけては、ホタルが里山の夜空を彩る「ホタルの夕べ」も開催されます。「夕やけ小やけふれあいの里」では一年を通じてさまざまなイベントを開催しています。

©夕やけ小やけふれあいの里

長い歴史を持つ「福生ほたる祭り」—ほたる公園

四季折々に美しい多摩川ですが、ホタルが飛び交う景色はおとぎ話のような幻想的な美しさがあります。都心から約1時間、福生市にある「ほたる公園」では、毎年6月中旬に無料の「ほたる祭り」が開催されます。約50匹のホタルが多摩川の水を取り入れた玉川上水沿いに放流され、水面に反射した光が夜空にきらめきます。「ほたる祭り」では、ホタル鑑賞のほかに屋台やライブもあり、エネルギッシュな祭りの雰囲気を味わうことができます。会場に行くには、渋滞を避けて電車の利用がおすすめです。祭りは夜9時前後に終了しますので、遅くとも8時前後には到着すると良いでしょう。

©福生市

やさしい自然に囲まれて生息するホタル—大沢の里

三鷹市大沢にある、東京にありながらも豊かな自然を残す大沢の里を訪れて、自然の生息地で生きるホタルを見てみましょう。水田では、繁殖期のホタルのオスとメスが合図を送り合う光を見ることができます。ホタルの幼虫の餌となるカワニナが好むキャベツの葉を水田に浮かべることで、ホタルが長くその場に留まるのだそう。観賞には6月中旬がベストで、ピーク時間である午後7時から9時の間に公園内の遊歩道を歩いてみましょう。
※公園では来場者がホタルを探す際の懐中電灯やストロボライト、写真撮影時のフラッシュライトの使用を禁止していますのでご注意ください。

©三鷹市

温泉とホタル観賞を楽しむ—岩蔵温泉と成木川

東京都青梅市の北東に位置する岩蔵温泉で温泉を楽しんだ後には、車で約10分の所に位置する成木川に行ってみましょう。緑に多く囲まれ、釣りを楽しむ人も見られるこの川では古き良き東京の田園風景を見ることができます。6月には「蛍をみる夕べ」が行われ、ホタルが作り出す幻想的な雰囲気が楽しめます。

©青梅市観光協会

ホタルの谷—養沢川

夕暮れの静けさの中、秋川渓谷瀬音の湯近くの養沢川沿いを歩いてみましょう。スタート地点は、徳雲院。養沢川のほとりは、秋川渓谷で人気のあるホタル観賞スポットのひとつです。きれいに保たれ、清らかに流れる水がホタルを引き寄せます。川沿いの遊歩道を歩き、夏の散歩を楽しみながらホタルが水面を飛び交う姿を観察してみましょう。この地区でホタルを見るベストな時間帯は夜8時から9時の間です。

©あきる野市観光協会