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作成日:2025年3月24日

表参道・青山で注目のファッションブランド発ショップ&カフェ

V.A. / CAFE CAVE・SERGE THORAVAL・Otherwise Gallery / Curensology AOYAMA・CSG BLUE CAFE AOYAMA

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東京でも人気のカフェが集う、表参道・青山エリア。今注目なのは、ファッションブランドのショップに併設されたカフェ。今回は、ユニークなコンセプトやオリジナリティあふれるメニューが魅力の3軒を紹介します。

伝説的カフェの跡地に誕生した表参道の新ランドマーク ─ V.A.

2024年12月、アパレル企業のJUNが手がけるコンセプトストア「V.A.(ヴイエー)」が表参道にオープン。1階が物販フロア、中2階と2階が店内で焼き上げるパンやドーナツを提供する「バットベーカリー」とカフェスペースの構成で、オープン時には物販フロアの事前入店抽選が行われるほどの話題を集めた東京の最新スポットです。

この地は、1972年にJUNがオープンカフェの先駆け「カフェ・ド・ロペ」を開店し、2002年から2022年まで文化人らが集うカフェ・ラウンジ「モントーク」を営業していた場所。今回は、V.A.全体のディレクターを日本のストリートカルチャーを牽引する藤原ヒロシ氏、カフェ監修を2000年代の東京カフェブームの仕掛け人で、モントークも手掛けた空間プロデューサーの山本宇一氏が務めており、新たな時代のカルチャーを生み出す場として注目されています。

「V.A.」はコンピレーションアルバムなどの参加アーティストに使用される“Various Artists”を意味しており、物販フロアでは、多数の有名ブランドとのコラボレーションアイテムや、V.A.のために制作されたアイテムが揃っています。扱うのは、たとえばV.A.のロゴが全面にプリントされた「エル・エル・ビーン」のトートバッグや、デザイナーのアニエス氏本人がV.A.のために書き下ろし、プリントを配した「アニエスベー」のバッグやTシャツ、「アンダーカバー」の高橋盾氏、「ダブルタップス」などのディレクションをする西山徹氏がデザインしたオリジナルアイテムなど。さらに、「フラグメントデザイン」と「カシオ」のコラボモデルの電子キーボードまで、まさにVarious Artistsによるここでしか手に入らないアイテムが揃います。

バットベーカリーは、「ショッピングをしながらパンを焼く香りが漂ってきたらいいな」という藤原氏の着想をもとに形にしたもの。メニューは7種類のパンと5種類のドーナツが中心で、パンはブリオッシュ生地にトマトソース、ルッコラを合わせた「ハム」などの食事系と、シナモンを練り込んだチョコレートソースベースの「ヌテラ」などのスイーツ系があります。内装はフロアごとに異なり、中2階は東京・神田にあった喫茶店「エース」から受け継いだ椅子やテーブルが並ぶレトロな空間。メニューにはエースの名物メニュー「のりトースト」もあります。2階は、赤と白が基調のポップな雰囲気で、表参道を見下ろしながらのんびり過ごすことができます。

ストア入口はモントークのときと同様に、表参道脇の路地に面しており、まるで通用口のような雰囲気。小さなロゴがあるものの、看板もありません。それでもこの場所は、今も昔も変わらず、多くのファッションやカフェ好きな人々が集まる、表参道のランドマークなのです。これから訪れる人も、過去を知る人も、いつでも新しい、おもしろいものに出会えるV.A.の扉をぜひ開けてみてください。

洞窟のような空間で発見する「衣・食・住」の新たな楽しみ ─ CAFE CAVE・SERGE THORAVAL・Otherwise Gallery

ファッション雑貨を中心としたコンセプトショップを展開する「H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)」。2025年に創設40周年を迎えるにあたり、2024年3月よりカフェ&ショップ「CAFE CAVE(カフェ ケイブ)」、パリのジュエリーブランド「SERGE THORAVAL(セルジュ・トラヴァル)」、アートギャラリー「Otherwise Gallery(アザワイズギャラリー)」及びイベントを開催するポップアップスペースからなる複合施設をオープンしました。

いずれの店舗も、個性豊かなクリエイターを発掘し、いち早く日本に紹介してきたH.P.FRANCEらしい審美眼が魅力。CAFE CAVEでいただけるのは、店内で焙煎するこだわりのコーヒーメニュー。ウガンダにある世界遺産・ルウェンゾリ山脈で栽培されたコーヒー豆「アフリカンムーン」を使用し、ホットコーヒーは3種類の焙煎方法で提供しています。その他に季節限定のドリンクや国内外のフード、インテリア雑貨なども扱っています。

CAFE CAVEに併設されたSERGE THORAVALは、フルラインが揃う日本唯一の旗艦店。職人によるハンドメイドのジュエリーには、フランスの小説などから引用された印象的な文字が刻まれ、身に着けるとしっくりと肌になじみます。南青山店限定の「ヴェルメイユ コレクション」も必見です。

Otherwise Galleryでは、洋服を見るように気軽にアートを楽しむことができます。「それとは違う何か」をテーマに、高い評価を受けつつも、メインストリームの価値観にとらわれない新しさをもつ作家を積極的に紹介しています。ポップアップスペースでは、人気飲食店の出店や、パリ、ロンドンで買い付けた小物や雑貨を販売するマーケットイベントなどを開催。ファッション、雑貨、カフェ、アートと、様々な目的を持つ人が訪れ、それまで知らなかった楽しみを発見できる場となっています。

骨董通りに面した小原流会館の地下に広がっている、まさに洞窟(CAVE)のようなスペース。新たな「衣・食・住」の魅力に出会える、青山のとっておきの一軒です。

「旅」がテーマのブランドが手がける「BLUE」がコンセプトのカフェ ─ Curensology AOYAMA・CSG BLUE CAFE AOYAMA

「旅」をコンセプトにしたファッションブランド「Curensology(カレンソロジー)」は、オリジナルコレクションをメインに、国内外のデザイナーズブランドのアイテムも揃うセレクトショップ。扱う洋服やバッグ、アクセサリーなどはいずれも上質でリラックス感があり、旅先はもちろん、日常の暮らしでも着る人を生き生きとした気持ちにさせてくれます。

旗艦店の「Curensology AOYAMA」には、ブランド初のカフェ「CSG BLUE CAFE AOYAMA(シーエスジー ブルーカフェ 青山)」を併設。ブランドのキーワードでもある「BLUE」をコンセプトカラーとしており、ディレクターがモロッコ、ベトナム、インド、フランスなど様々な国を旅する中で見つけたブルーのアイテムをミックスした、異国情緒あふれる空間が店舗の奥に広がっています。

店内のテーブルや椅子、フラワーベース、モロッコグラスのコップに「ロイヤルコペンハーゲン」のカップ&ソーサ―、スタッフの制服まで、目に飛び込むのは様々な美しい青。さらに奥には、大通りがすぐそばにあるとは思えない、静かなテラス席もあります。青い壁とフロアタイルに囲まれた空間にはレモンをはじめとした植物が配され、地中海のリゾートのようなリラックスした空気が満ちています。

もちろん、メニューも青。バタフライピーという東南アジア原産のハーブを使った「ブルーチョコミントラテ」や、ミルクシャーベット「ブルーミントミルク」、藻の一種でスーパーフードとして知られるスピルリナを使った「ブルージンジャーレモネード」など、写真映えするだけでなく、自然由来の素材を使用したメニューが揃っています。全粒粉を使用した軽い食感とバターの風味豊かな「塩バター胚芽クッキー」をはじめとしたクッキーもおすすめ。美しいオリジナルパッケージの缶に入ったスペシャルボックスは、お土産にしても喜ばれること間違いなしです。

東京の「青山」を旅するなら、ぜひこの「青いカフェ」で特別な時間を過ごしてみてはいかがですか。

V.A.

住所 東京都渋谷区神宮前6-1-9
アクセス 東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉」駅4番出口より徒歩2分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅A2出口より徒歩7分
JR山手線「原宿」駅 より徒歩7分
Instagram (V.A.)https://www.instagram.com/va.tokyo/
(バットベーカリー)https://www.instagram.com/vatbakery/
URL V.A.

CAFE CAVE・SERGE THORAVAL・Otherwise Gallery

住所 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 地下1階
アクセス 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅B1、B3出口より徒歩5分
Instagram (SERGE THORAVAL)https://www.instagram.com/serge_thoraval_tokyo/
(Otherwise Gallery)https://www.instagram.com/otherwise_gallery/
URL CAFE CAVE

Curensology AOYAMA・CSG BLUE CAFE AOYAMA

住所 東京都港区南青山5-12-27 WISE512
アクセス 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅B1出口より徒歩5分
Instagram (Curensology)https://www.instagram.com/curensology/
(CSG BLUE CAFE AOYAMA)https://www.instagram.com/csgbluecafe_aoyama/
URL Curensology・CSG BLUE CAFE AOYAMA

営業時間・定休日・料金等の最新情報については公式ウェブサイトでご確認ください。