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作成日:2025年2月25日

企業発の東京最新体験スポット・工場見学へ

TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO / OSEBA / お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム

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東京に数あるお出かけスポットのなかでも、とくにユニークな体験ができる場所として今注目なのが、企業が自社の活動や商品の魅力を発信するスポット。体験型のショップや企業ミュージアム、工場見学など、大人も子どもも楽しめるおすすめスポットをご紹介します。

プラモデル・ミニ四駆・RCカーの聖地 ─ TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO

新橋と虎ノ門をつなぐ新虎通りと赤レンガ通りの交差点で、ひときわ目を引くガラス張りの施設。行き交うビジネスマンたちが視線を送ったり、立ち止まってじっと眺めていたりする先にあるのは、模型・プラモデルメーカーであるタミヤの新フラッグショップ拠点「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」です。

店内には最新のプラモデルやミニ四駆、RCカー、工作シリーズなど、タミヤの現行アイテムほぼ全点となる約6,000点がラインナップ。模型作品の展示会や体験会、工作教室などが開催されるイベントスペース「MODELERS SQUARE」やカフェスペースも備え、何時間でもいたくなるワクワクがぎっしりと詰まっています。

入口に展示されているのは、2015年に「ミニ四駆実車化プロジェクト」によって製作された、世界で一台の実車ミニ四駆「1/1 エアロ アバンテ」。2012年に発売され旋風を巻き起こしたミニ四駆30周年記念モデル「エアロ アバンテ」の1分の1サイズで、実際に鈴鹿サーキットの国際レーシングコースで走行したことがあるそう。1980年代後半の第1次ミニ四駆ブームを象徴する伝説のマシン「アバンテJr.」の伝統を引き継ぐ、鮮やかなブルーカラーのボディを間近で堪能することができます。

店内をジグザグとめぐるように高さ約4mの棚を並行に配置した売り場は、モダンな商業ビルの中にありながら、街の模型屋さんの親密さも感じさせる空間。ミリタリー、飛行機、スポーツカー、艦船など歴史的資料としての価値も高いスケールモデルのコーナーや、模型製作に欠かせない塗料と工具がずらりと並ぶコーナーなどのほか、壁面の展示スペースでは、名作のパッケージアート展などファンにはたまらない企画展示も楽しめます。

イベントスペースでは実際にミニ四駆やRCカーの試走が楽しめるほか、キットの組み立ても可能。カフェスペースでは、1/1 エアロ アバンテを眺めながら、奥沢、中目黒などで人気のONIBUS COFFEEのスペシャルティコーヒーがいただけます。イタリアの人気イラストレーター、フランチェスカ・ゲルマンディ氏がデザインしたTAMIYA TOKYOオリジナルグッズも展開しており、お土産にもおすすめです。

「第4次ミニ四駆」ブームと言われる今、かつての子どもたちが大人になり、その子どもたちと一緒に変わらず夢中になっている模型・プラモデルの魅惑的な世界へ、あなたも足を踏み入れてみませんか。

「1000のエレベーターボタン」を心ゆくまで押しまくる ─ OSEBA

そこにボタンがあれば押したくなるもの。そんな誰もが抱く気持ちを実現できるのが、世界初の「押す」をテーマにした遊び空間「OSEBA」です。運営するのは、八王子市でエレベーター用のボタンや表示器の製造などを行う島田電機製作所。「当選確率1%、日本一予約が取れない」といわれた同社の人気コンテンツ「1000のボタン」を体験できるとあって、遠方からも多くの人たちが訪れる人気スポットとなっています。

施設内には「あそぶ」エリアと「まなぶ」エリアがあり、合計8つのコンテンツが楽しめます。「あそぶ」エリアにある「1000のボタン」は、エレベーターのボタンを押したがるという子どもの声を聞いて制作された、1048個ものボタンが並ぶエレベーターボタンウォール。使われているボタンのほとんどは過去に注文を受けて製造したもので、中でも絶大な人気を誇るという「絶対に!押すな」と書かれた赤いボタンは、例外なく押されるそう。他にもユニークなボタンが並ぶウォールはフォトジェニックで、撮影スポットとしても人気です。いつもなら1つしか押せないエレベーターのボタンを心ゆくまで押しまくりたい、そんな大人や子どもたちの願望をかなえてくれるコンテンツです。

他にも、壁に並ぶ333個のハート型のボタンを30秒以内にどれだけ押せるかを競う「333 ハートビートボタン」や、鏡張りの空間でエレベーターを表現した映像を楽しむデジタルアートコンテンツ「ミラールーム」、オリジナルキャラクターのボタンちゃんのぬいぐるみなどのレアアイテムがゲットできるクレーンゲームなどが楽しめます。

「まなぶ」エリアでは、創業100年近い歴史を誇る島田電機の歩みを、時代ごとの製品と合わせて紹介する「島田100年ヒストリー」や、製品の製作工程を図面や工具とともに紹介する「クラフトマンウォール」などが、ポップなグラフィックとともに紹介されています。

商業施設やオフィス、ホテルなどで何気なく目にしていたエレベーターボタンにスポットをあて、シンプルでありながら誰もがあっと驚くような魅力的なコンテンツが生み出された背景には、企業のものづくりへの想いが詰まっています。そんな想いも感じながら、ぜひ目の前にあるボタンを押してみてください。

お茶の歴史や魅力を見て、触れて、味わって楽しむ ─ お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム

企業が自社の歴史や事業を紹介するとともに、おなじみの商品にまつわるユニークな体験ができることから人気を集めている企業ミュージアム。旧新橋停車場内にある「お茶の文化創造博物館」「お~いお茶ミュージアム」は、総合飲料メーカーである伊藤園が2024年5月に開設した複合型博物館です。こちらでは、お茶の歴史や文化について学ぶとともに、お茶をテーマにしたさまざまな体験も楽しむことができます。

人気商品「お~いお茶」にスポットをあてたお~いお茶ミュージアムでは、9つのコンテンツを通じて商品の魅力やこだわりを紹介しています。エントランスでは、巨大な公式キャラクターお~いお茶くんがお出迎え。館内には、茶畑からお~いお茶ができるまでの工程や、茶殻を活用したアップサイクル商品を紹介するコーナー、各年代の商品パッケージの展示やTV-CMを放映するコーナーなどがあります。

累計応募作品数が4,550万句を超え、幅広く親しまれている「お~いお茶新俳句大賞」のコーナーでは、自分で創作した「新俳句」をシールにして印刷。ペットボトルに貼って入賞者の気分を味わうことができます。このほか、急須を使った上級煎茶のお茶いれ体験や、抹茶を自分で点てて味わう抹茶体験など1時間程度の体験メニューも用意。ミュージアム来場記念として、ラベルに好きな絵やメッセージが描ける、世界で1本だけのお~いお茶ボトル創作体験もできます。

お茶の文化創造博物館では、お茶の飲み方や喫茶文化について、さまざまな展示や資料を通じて紹介。お茶の歴史をたどるシアターをはじめ、お茶を運ぶ江戸時代のからくり人形「茶運び人形」や当時の製茶機械の展示、江戸時代に煎茶をいれて売っていた水茶屋の再現コーナーなどがあり、過去から現在までのお茶の変遷を興味深くたどることができます。

併設のカフェでは、さまざまなお茶メニューが楽しめます。全国の日本茶のほか、明治期のアメリカのレシピから再現したという、抹茶とレモンと炭酸を合わせた「茶ポンス」、抹茶とわらび餅をミックスした「飲む抹茶わらびもち」などユニークなメニューもおすすめ。身近なお茶の新たな魅力を、見て、触れて、味わいながら学べる博物館へぜひ足を運んでみてください。

TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO

住所 東京都港区新橋4-3-1 新虎安田ビル1階
アクセス JR線「新橋」駅烏森口・東京メトロ銀座線「新橋」駅8番出口・都営浅草線「新橋」駅A1出口より徒歩5分、都営三田線「内幸町」駅A1出口より徒歩7分
URL TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO

OSEBA

住所 東京都八王子市大和田町3-11-1 島田電機製作所
アクセス 京王線「京王八王子」駅より徒歩約15分、JR線「八王子」駅より徒歩約20分
その他 施設は事前予約制。予約状況については公式サイトでご確認ください。
URL OSEBA

お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム

住所 東京都港区東新橋1-5-3 旧新橋停車場内
アクセス JR線「新橋」駅銀座口より徒歩5分、都営大江戸線「汐留」駅新橋駅方面改札・東京メトロ銀座線「新橋」駅2番出口・都営浅草線「新橋」駅JR新橋駅・汐留方面改札より徒歩3分、ゆりかもめ「新橋」駅改札より徒歩1分
URL お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム

営業時間・定休日・料金等の最新情報については公式ウェブサイトでご確認ください。