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私の東京ガイド

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作成日:2023年7月24日

東京にはこだわりスイーツの店がたくさんありますが、この夏注目したいのは、「ミシュランガイド」で星を獲得したレストラン出身のシェフ、パティシエが手がける冷たいスイーツ。パフェにかき氷、アイスクリームと、定番スイーツも彼らの手にかかれば、特別な一品に。わざわざ食べに行きたい、とっておきのひんやりスイーツを紹介します。

ミシュランシェフ考案のパフェをデジタルアート空間で楽しむ「推し活カフェ」 ── SWEETS STAND Cell

2023年2月、池袋にオープンした「SWEETS STAND Cell(スウィーツスタンド セル)」は、ミシュランシェフが考案したスイーツをデジタルアート空間で楽しめる新スポット。各メニューには8色のカラーアレンジが施され、「推し色」に染まることができる推し活カフェとしても注目を集めています。

こちらのスペシャルメニューは、キュートなパフェ。考案・開発したのは、フランス料理の名店「クイーン・アリス」やフランスでの修業を経て、2005年に南青山「ピエール・ガニェール・ア・東京」の料理長としてミシュランガイド二つ星を獲得した入江誠シェフです。パフェはストロベリー、チョコレート、ホワイトチョコレートの3種類。マカロン、シャーベット、グミ、バウムクーヘンなどが層になっており、上品な甘さ、触感のバランスが楽しめる一品です。

予約制のコース来店では、照明を落とした店内にプロジェクションマッピングとデジタルサイネージを展開。コースの流れに合わせて変化する鮮やかな3D映像がメニューを彩り、幻想的な世界に没入できること間違いなし。コースメニューは、パフェとトリュフが香る照り焼きチキンスライダーバーガー、砂糖でできたバブルが載ったドリンクで、お土産のもなかとオリジナルキーホルダーがセットになっています。

メニューのカスタマイズができるのもこちらのお楽しみ。パフェのトッピングやドリンクのフレーバーはテーマカラーが選択でき、キーホルダーはカラー、デザインのほかに、好きな名前を入れることが可能。コース開始前にメニュー表にあるQRコードを自らのスマートフォンで読み込み、設定をする流れとなっています。コース終了後は、撮影タイム。店内の至るところにあるフォトスポットで持参した推しグッズを自由にディスプレイし、推しとの時間を満喫できます。

コース来店以外のフリー来店では、ドリンクやスイーツ等を気軽に楽しむことができます。メニューの受け取り後に、プロジェクションマッピングとともに撮影も可能。ここだけの没入体験を満喫しましょう。

フランス料理の技法をちりばめた最高峰のかき氷 ── あずきとこおり

東京都内に数あるかき氷専門店の中でも、かき氷好きな「ゴーラ―」たちがひときわ熱い視線を送る人気店が、代々木にある「あずきとこおり」です。こちらではフランス料理のデセールを思わせる、まさに最高峰のかき氷を堪能することができます。

手がけるのは、青山・外苑前にあるミシュランガイド二つ星獲得のフランス料理店「フロリレージュ」で6年間パティシエを務めた堀尾美穂さん。オーナーシェフのアイデアで開催していた「パティシエが作るかき氷」を提供するイベント「ガリガリレージュ」が好評で、専門店を立ち上げることになったそう。

かき氷のメニューは常時5種類ほどで、通年提供の定番が「あずきとメレンゲ」、それ以外のメニューは2週間ほどで替わり、まったく同じものが提供されることはありません。まず試してほしいのは、やはり定番の「あずきとメレンゲ」。ふんわりと削り、自家製練乳をかけた氷の中には、メレンゲのソースに柔らかな歯ざわりの小豆、わらびもちのようにつるりとしたお餅が入っています。氷の上に載ったメレンゲのザクザクとした食感も魅力。氷は三層になっており、食べ進めるほど味の変化が楽しめます。

店名や店舗ロゴにもなっている小豆は、北海道十勝産の「えりも小豆」を使用。砂糖と合わせて2~3日ゆっくりと煮詰め、粒を残しつつ濃厚な甘みを凝縮しています。氷は、栃木県・日光にある「松月氷室」の天然氷。その他のソースなどもすべて手作りで、レストランと同様の手間暇がかけられています。

その他のメニューにも、フランス料理の技法が随所にちりばめられています。たとえばパッションフルーツのソースと、カスタードクリームをカラメル状に焦がしたシブーストを合わせたものや、じゃがいもの冷製スープ「ヴィシソワーズ」をイメージし、じゃがいもを使用したものなど、斬新な組み合わせが楽しめます。

かき氷以外には、フレンチトーストとスープのメニューがあり、中でも「あずきのフレンチトースト」は、かき氷と合わせて注文する人も多い人気メニュー。駒場東大前の人気パン店「ル・ルソール」にお店で使用するものと同じ小豆を練りこんだブリオッシュを特注するこだわりです。

堀尾さんにとってかき氷とは、「無味無臭の氷にオリジナルの味をつけることができる」もの。コース料理のデセールと異なり、決められたルールなどもないことから「氷のほうが深い」といいます。だからこそ、単調で最後まで食べ続けるのが難しい普通のかき氷ではなく、最後までしっかりと食べきれるよう、驚きとわくわくを与えられるかき氷を追求しています。日々新しい味に出会える「あずきとこおり」のかき氷をこの夏、ぜひ味わってみてください。
※人気店のため、公式サイトからの事前予約が確実です。

ハワイ・マウイ島生まれの濃厚なヴィーガンココナッツアイスクリーム ── ココナッツグレン 麻布十番店

麻布十番商店街に2022年11月にオープンした「ココナッツグレン 麻布十番店」は、ハワイ・マウイ島生まれのヴィーガンココナッツアイスクリームのお店です。生みの親は、ニューヨークにあるミシュランガイド二つ星のフレンチレストランでシェフを務めたグレン・シムキンズさん。2006年にマウイ島に移住し、「アイスクリームで世界に魔法をかけみんなをハッピーに」との想いから、2年かけてオーガニックのココナッツアイスクリームを開発しました。

ココナッツグレンのアイスクリームは、本来のアイスクリーム作りには欠かせない牛乳や白砂糖、卵を使用せず、オーガニックのココナッツミルクや精製されていない砂糖で、自然なコクと甘みを生み出しています。まず試してほしいのは、ココナッツグレンを象徴する「オリジナル」。ココナッツ本来の芳醇な甘みに、手作りのココナッツキャンディがアクセントになった濃厚な一品です。その他に、砕いたピスタチオの実がたっぷり入った「ピスタチオ」や、細かく砕いたコーヒー豆と特製トフィを使用し、甘みと苦みのバランスが絶妙な「コーヒートフィ」も人気。グレンさんが世界中のレストランを巡って得た、シェフならではのインスピレーションがレシピの元になっています。公式サイトには、メニューの原材料のほか、オーガニック素材、ヴィーガン素材それぞれの使用率が明記されており、素材へのこだわりも徹底されています。

イートインでは繰り返し使用可能なヤシの実のお皿を選ぶことができ、見た目だけでなくサステナビリティにも配慮。メニューは1スクープ、3スクープ、5スクープから選ぶことができます。アイスクリームのほか、墨田区にある人気ヴィーガンカフェ「SASAYA CAFÉ」とのコラボレーションであるヴィーガンブッセサンド、ヴィーガンクッキーサンドもおすすめです。

暑い東京の夏に、濃厚なココナッツグレンのアイスクリームで一息つくのは至福のひととき。ハワイの爽やかでダイナミックな自然が凝縮されたような味わいを堪能してください。

SWEETS STAND Cell

住所 東京都豊島区東池袋1-14-14 ザ・シティ池袋1F
アクセス JR線・東武東上線・西武池袋線「池袋」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「東池袋」駅より徒歩7分
その他 コース来店:20:00~21:00、フリー来店:12:00~22:00
URL SWEETS STAND Cell

あずきとこおり

住所 東京都渋谷区代々木1-46-2 グランデュオ代々木1F
アクセス 小田急線「南新宿」駅より徒歩4分、JR線・都営地下鉄大江戸線「代々木」駅より徒歩6分
その他 予約は以下の公式サイトにて希望日の7日前の21時より可能
※当日の混雑状況により予約のみで終了の場合あり
https://www.tablecheck.com/shops/azukitokouri/reserve
URL あずきとこおり

ココナッツグレン 麻布十番店

住所 東京都港区麻布十番2-4-2 THE V-CITY麻布十番I AVENUE 1F
アクセス 東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅より徒歩4分
URL ココナッツグレン 麻布十番店

営業時間・定休日・料金等の最新情報については公式ウェブサイトでご確認ください。

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