銀座や東京駅に近い日本橋は、昔ながらの東京の魅力と、近代的な建築が融合する街。五街道の起点であり、今も距離を測る際の始点となっています。江戸時代の伝統的なモチーフを残しつつ現代的で洗練された空間が特徴の老舗レストランをはじめ、華やかな呉服店、海藻や醤油、金箔や包丁を扱う専門店など、きらめく高層ビルと共存する東京の伝統を発見しましょう。

行き方

日本橋は東京の中心にあり、「東京」駅から徒歩10分弱で行くことができるほか、バスや電車でもアクセスできます。「日本橋」駅は、東京メトロ東西線と銀座線、都営浅草線が通っています。東京メトロ銀座線の「三越前」、半蔵門線の「水天宮前」、東西線の「茅場町」および「人形町」の駅からもアクセス可能です。

羽田空港から：東京シティ・エアターミナル（T-CAT）までリムジンバスで25分。電車で35分。
成田空港から：東京シティ・エアターミナル（T-CAT）までリムジンバスで90分。電車で80分。
新宿駅から：東京メトロ丸ノ内線で「赤坂見附」駅へ行き、東京メトロ銀座線に乗り換えて「日本橋」駅へ。所要時間は31分。
東京駅から：JR山手線で「神田」駅へ行き銀座線に乗り換えて「日本橋」駅へ。所要時間13分。

格式ある老舗百貨店から、路地裏の名店まで

日本で最も歴史のあるデパート「日本橋三越本店」は、1673年に一流呉服店の越後屋として創業し、1904年に「デパートメントストア宣言」をして日本初のデパートとなりました。「日本橋高島屋S.C」も、日本有数の歴史ある百貨店で、1930年代の名建築である建物を鑑賞したり、丁寧なサービスとともにお気に入りの逸品を探したりと、極上の時間を過ごすことができます。近くにある「コレド室町」にはさまざまな専門店が集まるほか、おしゃれなレストランもあります。メインストリート裏の路地には、伝統的な和菓子からオーダーメイドの箸まで、さまざまなものを扱う老舗の専門店が立ち並んでいるのも魅力です。

さまざまな文化が交差する街

日本橋では、近くに発着する水上バスに乗って、リバークルーズを楽しむのもおすすめ。その他、「コレド室町」では茶道や着付け、伝統工芸品づくりなどの「日本文化体験ツアー」が楽しめます。主に外国人旅行者向けのツアーですが日本人の参加者も多く、伝統的な文化体験ができると好評です。
金融・商業の中心地である日本橋には、日本の伝統的な美術品を収蔵する「三井記念美術館」や、江戸凧をはじめ全国から集められた凧の中から厳選されたものを展示する「凧の博物館」など、美術館やギャラリーもあります。