東京には子連れで楽しめるユニークなお出かけスポットがたくさんあります。今回はそのなかでも、子どもたちが安全に楽しみながら、環境の大切さやSDGsなどについて学ぶことができるスポットをご紹介。体を動かすことと、心に刺激を与えること、それぞれにアプローチすることで、子どもたちが持続可能な未来に興味を持つきっかけ作りができるはずです。

ちきゅうのにわ

東京ソラマチ®の5階にある「ちきゅうのにわ」は、子どもと地球の未来を育む遊んで学べるプレイグラウンドです。遊び場は12歳までが対象のキッズガーデン、2歳までの子ども向けのベビーガーデン、全年齢が対象のゲットガーデン（ゲームゾーン）の3つのゾーンで構成されています。
キッズガーデンは、さまざまな自然をテーマにしたエリアに分かれていて、楽しみながら地球の不思議や自然の大切さを学ぶことができます。海と風エリアでは、屋外テラスでそよ風を感じながら東京スカイツリー®を見上げたり、氷山、火山、北極、地層の各エリアでは、さまざまな自然に見立てた遊具や遊びを通して、地球のおもしろさを体いっぱいに感じたり。都市エリアでは、ごっこ遊びを通して生活の場面を体験したり、SDGsに関するワークショップに参加したりすることができます。
ベビーガーデンでは、小さな子どもたちが山に登ったり、ボールプールで泳いだり、木製のキッチンでおままごとをしたりすることができます。木製の内装など、地球への想いが込められたゲットガーデンでは、大人も子どもも、グラバーゲームやクレーンゲームを楽しんだり、休憩スペースでリラックスしたり、思い思いの時間を過ごすことができます。
毎月イベントも開催されていて、詳細を公式ウェブサイトで確認することができます。

PLAY!

立川駅北口にあるPLAY!は、「PLAY! MUSEUM」と「PLAY! PARK」からなる、「ありそうでない」複合文化施設です。
PLAY! MUSEUMは、絵とことばがテーマの美術館で、絵本やマンガ、アートなどの展覧会を行っています。参加型の展示や五感を使った体験を楽しめる展示も多く、大人も子どもも楽しめるのが特徴。企画展では、さまざまな体験をしたり、五感で感じたりすることができる、魅力的で「おもしろい」展示が見られます。
PLAY! PARKは、「未知との出会い」が合言葉の、子どもたちのための屋内広場。アーティストや建築家が身近な素材から作ったオリジナルの遊具を使って、子どもたちが自ら遊びを見つけ、考え、経験をして、学ぶことができます。
館内には大型遊具で遊べる「大きなお皿」や3歳未満の子ども専用ゾーン「小さなお皿」など、7つのユニークなエリアがあります。ものづくりが楽しめるファクトリーでは、さまざまな材料や工具を使って工作を楽しみ、ギャラリーでは作った作品を自由に展示できます。他にも、手づくりの楽器でリズム遊びをしたり、グランドピアノを自由に演奏したりできるスタジオや、学生が制作したアニメーション作品を上映するシアター、絵本が自由に読めるライブラリーもあります。
さらに、展覧会に合わせた文具や雑貨などのオリジナルグッズを購入できる PLAY! SHOPや、展覧会に関連したオリジナルのフード、スイーツ、ドリンクが揃うPLAY! CAFEも併設。企画展や大型遊具は定期的に入れ替わるので、最新情報は公式ウェブサイトでチェックしてください。

PLAY! 外観

PLAY! PARK〈⼩さなお⽫〉

PLAY! PARK〈ファクトリー〉

PLAY! PARK〈ギャラリー〉

PLAY! PARK〈スタジオ〉

ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK（伊藤忠SDGsスタジオキッズパーク）

未来を担う子どもたちが、遊びを通してSDGsの考え方を体験できる「ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK」。こちらでは、「自然とやってみたくなる遊び・PLAY」から、SDGsに通じる学びや体験をすることができます。
施設内には、SDGsをテーマにした「ヒラメキオーシャン」「ステナイアトリエ」「キコエルフォレスト」「ナナイロスカイ」の4つのオリジナルエリアがあります。ヒラメキオーシャンでは、プラスチックごみが海へ与える悪影響について子どもたちに紹介します。デジタル画面に映し出されるプラスチックゴミを、自分のひらめきと創造力で海の生き物に変身させながら、子どもたちはゴミ拾いの大切さや海の保全について学ぶことができます。ステナイアトリエでは、廃材アート体験を通して、捨てられるはずだった廃材の無限の可能性や、アイデアを生かした表現の楽しさに気づくきっかけを作ることができます。
キコエルフォレストは、子どもたちが初めて聞く動物や自然の音に出会える場所です。多種多様な動物が共存する自然豊かな森の楽しさを体験し、動物を大切にする気持ちを育みます。ナナイロスカイには、7色のボールプールと白い雲のトランポリンがあり、色分けされたバスケットにボールを投げると、みんなで虹を作ることができるようになっています。そこから、「分別することで、いい未来になる」ということを体験したり、協力することの楽しさを実感したりすることができます。
子どもたちが遊びを通じて見つけたアイデアや工夫が、自然と生活の中でSDGsのアクションへとつながる、そんなユニークな仕掛けがたっぷり詰まった施設です。