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作成日:2023年2月27日
PMCワンストップアパレルファクトリー/リバティ コレド日本橋店/THE ME 神宮前
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東京は世界的なファッショントレンドの中心地として知られていますが、SDGsの取り組みやコロナ禍などの影響から、「カスタムオーダー」「セミオーダー」が体験できるブランドが注目されています。これは、買い物をする人にとっても、自分に合った特別な1着を手に入れることにつながるほか、多くの魅力やメリットがあるもの。今回はそんな東京ならではのカスタムオーダー・セミオーダーが体験できるブランドをご紹介します。
2022年12月、「MEAN(ミーン)」ほか5つのファッションブランドを展開する「PMC」が、中目黒の駒沢通りに都内初となる「ワンストップアパレルファクトリー」をオープンしました。こちらでは、デニムやシャツ、Tシャツ、エコバッグなどのアパレル商品を、基本的に来店予約不要でカスタムオーダーすることができます。
ファクトリーは、同じビル内にさまざまな機能が集積し、服作りのすべての工程を文字通り、ワンストップで実現。縫製工場「ATELIER PMC(アトリエPMC)」、プリント工場「PMC HIGHINCOME(PMCハインカム)」、ギャラリー等のコンセプトスペース「PMC PERMANEMT(PMCパーマネント)」、ブランドのデザイン、ディレクションなどを手掛ける「PMC OFFICE(PMCオフィス)」からなり、PMCの「Made in 東京」「Made in 中目黒」のものづくりを発信しています。
ATELIER PMCでは、デニムを中心としたアイテムのカスタムオーダーが可能です。ベースとなるのは、ブルゾンやパンツなどで、定番のブルーと上品なグレーを展開。素材も国産のオーガニックデニム、ビンテージライクデニムなどが揃います。いずれも岡山県のデニムメーカーで素材開発や企画に長年携わってきたデニムスペシャリスト・矢野義明氏のこだわりが詰まっており、糸の種類からステッチの色、タックボタン、リベット、パッチなどのパーツに、裾の始末の仕方までカスタマイズできます。
よりオリジナリティを求めるなら、好みのスタイルを相談しながら採寸し、型紙を起こす「ビスポーク(注文服)」がおすすめ。オーダーしたアイテムはすべてアトリエ内で縫製が行われ、オーダーから約2週間で手元に届きます。
PMC HIGHINCOMEでは、Tシャツやスウェット、バッグなどのカスタムオーダーに対応。ベースとなる商品から好きな色、型、デザインを選び、シルクプリントや箔プリントなど、プリントの方法を決めたら、その場でプリントを施してくれます。その間の時間は15分ほど。中目黒で長年プリント工場を営む職人、山本太郎氏の作業を眺めながら完成を待つのも、特別で楽しい時間です。
PMCのファクトリー立ち上げの背景には、SDGs先進国として知られるドイツのものづくりがあります。2015年に「MEAN」をドイツで展開するにあたり、代表の丹羽俊介氏が出合ったのは、余計なものをそぎ落とした「マイナスのデザイン」。その根底にある、一つのものを長く愛用するドイツの文化に共感し、現在のミニマルなスタイルに辿り着きました。
さらに、コロナ禍など様々な環境の変化から、自社でのカスタムオーダー導入による国内適量生産の実現に至ったのだそう。カスタムオーダーによりその商品に長く愛着を持ってもらい、それが衣類のライフサイクルの長寿化、サステイナブルなものづくりを実現する——。そんなビジョンを見据えたファクトリーの誕生は、PMCのものづくりはもちろん、これからの東京ファッションに新たな可能性を生み出す一歩となるに違いありません。
1875年創業の「リバティ」は、オリジナルのプリント柄「リバティプリント」としても知られるイギリスの老舗ブランドです。リバティ社は、東洋の美術工芸品を紹介する店としてスタートし、1920年代に絹の艶や手触りを綿で再現したオリジナルのローン生地「タナローン」を開発。着心地のよさや独特のデザインや色使いの美しさが世界中で愛されています。創業以来、約5万種類ものオリジナル柄がアーカイブされており、毎年300種類以上の新たなデザインが生み出されています。
2022年4月にオープンしたコレド日本橋店は、リバティ社のタナローンで仕立てた洋服のセミオーダーができる、リバティとしては世界で唯一の店舗。ウィメンズ、メンズ、キッズの全22型に、約300種類のファブリックサンプルが揃っています。
セミオーダーコーナーには、日本で独自展開する定番柄の「エターナルコレクション」や、年2回発表されるシーズナルコレクションのファブリックがずらり。ウエアはワンピースやブラウス、シャツ、スカートなどがあり、店頭にあるモデル・サイズサンプルを試着しながら、好みの一着をじっくりと選ぶことができます。5サイズ展開で、一部のアイテムはオプションで袖や襟などのディテールも選ぶことができます。セミオーダーは店舗での受付も可能ですが、オンラインサイトで来店予約をすれば、事前に要望を伝えたり、新柄の情報を教えてもらうこともできます。
リバティブランドで初のセミオーダーが誕生した背景には、リバティの財産であるファブリックを生かすとともに、カスタムによって自分で着るものを組み立てる楽しさを感じてほしいという想いがあったから。あなたも自分だけのリバティ・ファブリックスの1着をぜひ手に入れてください。
原宿駅近くにある「THE ME 神宮前」は、全アイテムのセミオーダーができる受注生産型のブランド「THE ME」の店舗。商品は、上質な素材と、一人ひとりの体型やニーズに合わせたサイズやシルエット、細かなディテールまで調整できるのが特徴で、服に自分を合わせるのではなく、自分に合わせて服を仕上げる、「着る人が主役」の服選びが実現できます。
たとえば、ウィメンズの一部のアイテムには「レギュラー体型」「バスト優勢体型」「ヒップ優勢体型」「ストレート体型」のバリエーションを展開し、ボディをもっとも美しく見せるバターンを選ぶことができます。また、パンツは最大33サイズ、メンズのスーツは最大42サイズと豊富なサイズ展開が特徴。2022年4月にスタートしたTシャツのセミオーダーシリーズでは2素材、2色、7サイズ展開のベースサンプルをもとに、ラウンドネック・Vネック、襟幅、ポケットの有無、スリットの有無、袖口幅、ネックサイズ、着丈、袖丈、裾周りのカスタマイズが可能です。
さらにTHE MEならではのサービスが、専属のナビゲーターがその人に合わせて施す「チューニング」。サンプルの試着後に、好みの着丈、袖丈、肩幅などへの細かな補正やサイズ調整が可能で、洋服選びから採寸、コーディネート提案まで相談できます。一連のサービスにこれらがすべて含まれており、既製服ではサイズが合わない部分があって当たり前に思っていた感覚が、心地よく覆されます。
THE MEの店舗には決済用のレジがなく、オーダーはすべてオンライン上のマイページから行うシステムになっています。これは、「購入しなければ」という焦りやプレッシャーを感じることなく、じっくり検討してもらえるようにという配慮から。商品在庫を持たないスタイルのため、品切れやシーズンオフなども関係なく、いつでも購入することができます。
住所 | 東京都目黒区中目黒1-4-21-101/102/202 |
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アクセス | 東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅、東急東横線「代官山」駅より徒歩6分、JR線・東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅より徒歩9分 |
営業時間 | 12:00〜20:00(日曜、祝日は12:00〜19:00) |
定休日 | 水曜 |
その他 |
事前予約優先(店舗への直接来店も可能) 問い合わせ:contact@productmc.com 電話番号:03-6303-4040 |
URL | PMCワンストップアパレルファクトリー |
住所 | 東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋2階 |
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アクセス | 東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅より徒歩3分、JR線「東京」駅より徒歩6分 |
営業時間 | 11:00~20:00 ※コレド日本橋の営業時間、休業日に準じる |
定休日 | 不定休 |
URL | リバティ コレド日本橋店 |
住所 | 東京都都渋谷区神宮前6-31-11 iori表参道2階 |
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アクセス | JR山手線、「原宿」駅表参道より徒歩5分、東京メトロ副都心線、千代田線7番出口より徒歩4分 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 月曜・火曜 |
その他 | 事前予約優先(店舗への直接来店も可能) |
URL | THE ME 神宮前 |
営業時間・定休日・料金等の最新情報については公式ウェブサイトでご確認ください。