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江戸の町の中心である江戸城(皇居東御苑)と下町深川を巡り、当時の大名と庶民の生活文化を体感してみましょう。
現在は天皇陛下の住居である皇居ですが、かつては広大な広さを持つ江戸城が築かれていました。
今回ご紹介する大手門から中之門跡を通り本丸跡をたどるコースは、実際に大名が江戸城に登城したコースです。
最初の見どころは、大手門入ってすぐの「三の丸尚蔵館」。
皇族が引き継いできた貴重な美術品や工芸品などが所蔵されています。
中之門跡の手前の「百人番所」は江戸城本丸最大の検問所として、鉄砲百人組が約120名体制で昼夜を問わず警護していました。当時の写真で歴史を感じ、江戸時代の大名気分を味わってみましょう。
(徒歩3分)
中之門跡から先は、大名と上級家老のみが登城できた特別なエリアでした。「富士見櫓」は江戸城に現存する唯一の三重櫓で、関東大震災で倒壊したものの旧来の資材を活用して再建し、現在に至ります。天守閣が再建されなかったことで、江戸城の象徴ともなった櫓です。
(徒歩3分)
「松の大廊下跡」は、今は石標があるだけですが、江戸城本丸と将軍に謁見する白書院を結ぶ長い廊下でした。
忠臣蔵で有名な浅野内匠頭が吉良上野介に切りかかった地とされ、のちの47士の赤穂浪士による忠臣蔵へと繋がる大事件の発端の場所です。
(徒歩5分)
江戸城の天守閣は、4代将軍徳川綱吉在位の1657年明暦の大火で焼失しました。即再建が検討されてきましたが、江戸幕府は平和な江戸期において、天守閣再建より城下復興を優先しました。天守閣のない天守台が平和の象徴と長くとらえられてきましたが、現代、観光スポットとして再建の声が挙がってきています。
本丸休憩所横にある展示場の天守閣模型と共に「NPO法人 江戸城天守を再建する会」が開発したARアプリで、当時の天守閣の姿を体感できます。
アプリで見ることができる仮想AR天守閣
(徒歩10分)
代々の将軍が江戸城に住むようになり、大奥制度が生まれました。
現代でもドラマや舞台の題材になっている、有名な絵島生島事件などの舞台となった大奥の跡です。
最後は、平川門を通って下城しましょう。
(徒歩+電車+徒歩 30分)
皇居東御苑
「情景再現、生活再現展示」という展示技術で、江戸時代末期の深川佐賀町の町並みを再現しています。鶏が時を告げる夜明けから、暮れ六つの鐘が鳴る夕暮れまでの一日の様子を15分程度に集約し、音と光が醸し出す江戸庶民の生活風景を四季も折り込み再現しています。
火の見やぐら、猪牙舟が浮かぶ堀割、船宿のたたずまい、八百屋や大店等が並ぶ街並み、その路地裏の長屋に暮らす人々の息遣いまで聞こえてくるような江戸庶民の生活体験をお楽しみください。
(徒歩13分)
深川江戸資料館
深川不動堂は、千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の東京別院で、江戸期より現代まで「深川のお不動様」と親しまれています。護摩祈祷は真言密教の秘法で、私たちの煩悩を象徴する護摩木をくべて、ご本尊に捧げます。燃えさかる火炎は不動明王の智慧であり、煩悩を清める力を持つといわれています。大きな炎、僧侶による読経、祈祷中に鳴り響く4台の大太鼓の音は圧巻です。毎日5回護摩祈祷が厳修されており、どなたでもご参列できます。