
私の東京ガイド
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更新日:2023年3月3日
3月下旬から4月上旬に東京を訪れるなら、日本を象徴する桜の花を観賞するお花見を楽しみましょう。小さくて繊細で美しい桜の花が楽しめるのは昼間だけではありません。桜の季節には、多くの公園や庭園などで、日が沈むと桜の木をライトアップします。夜桜は、この世のものとは思えないほど美しい輝きを放ちます。
写真提供/一般社団法人千代田区観光協会
千鳥ヶ淵沿いに続く桜並木千鳥ヶ淵緑道は必見です。有名なソメイヨシノを中心に約260本の桜が700メートルの遊歩道に沿って咲き乱れ、まるで桜のトンネルのように見えます。夜になると丸の内の高層ビル群と夜桜が、互いを美しく引き立て合います。千代田のさくらまつりの期間は、千鳥ヶ淵のボート乗り場は夜遅くまで営業しており、昼夜を問わず、濠にかかる桜の景色を楽しむことができます。
千代田のさくらまつり
中目黒は、落ち着きがありながらも人気のレストランやショップがたくさんあるオシャレな街です。住宅街を流れる目黒川は、東京で最も有名な桜の名所の1つです。目黒川沿いの3.8キロメートルに渡り、約800本の桜並木が薄ピンク色のアーチを描き、人気の撮影スポットになっています。4月上旬に開催される「中目黒桜まつり」の期間中は、皀樹(さいかち)橋から南部橋までの桜がライトアップされ、普段は静かな夜が賑やかになります。ライトアップに加えて、提灯や屋台が並び、街の祭りの雰囲気を盛り上げます。中目黒を散策しながら、すばらしい景色を楽しみましょう。
中目黒桜まつり
六義園は、東京を代表する江戸時代の日本庭園です。1702年に5代将軍・徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が和歌に詠まれた景観をもとに造り上げました。柳沢はかつて武蔵野の地だった平地に池を掘り、丘を築き、大名にふさわしい豪華な庭園を造りました。庭園内の正門をくぐると樹齢70年の荘厳なしだれ桜が目に入ります。桜の季節になると、現在もなお淡いピンクの花を咲かせます。滝のように花びらが舞い落ちる風景は、一見の価値があります。
しだれ桜と大名庭園のライトアップ
写真は過去の様子
東京ミッドタウンにはソメイヨシノを中心に約100本の桜があり、隣接する檜町公園の桜とあわせて春にはすばらしい景色が見渡せます。夜になると、さくら通りの桜がライトアップされ、東京の中心にロマンティックな風景が生まれます。毎年、東京ミッドタウンでは「MIDTOWN BLOSSOM」というイベントが行われ、桜の季節を祝います。今年のMIDTOWN BLOSSOM 2023では、都心のスタイリッシュなお花見が体験できる屋外ラウンジや、館内に展示される春の花を使用したダイナミックなフラワーアートなど、さまざまなコンテンツが楽しめます。
MIDTOWN BLOSSOM 2023
写真提供:台東区
絵画のように美しい隅田川沿いに位置する隅田公園は、夜桜を愛でるにはもってこいの場所です。ソメイヨシノ、オオシマザクラ、サトザクラなど、500本以上の桜があり、東京スカイツリー©を望む素晴らしい眺めも楽しめます。3月下旬から4月上旬にかけては、隅田公園桜まつりが開催されます。その期間、夜間はライトアップされるので、日没後も桜の美しさを堪能できます。また、屋形船に乗れば、より華やかな桜見物を体験できます。
隅田公園桜まつり