お気に入り

私の東京ガイド

興味のあるページを見つけたら、ハートをクリックしてあなたの「お気に入り」に追加しましょう!

ここから本文です。

更新日:2020年10月28日

皇居、皇居東御苑・外苑に来ると、都心の喧騒が夢の彼方のようです。千代田区の中心に位置する総面積115万m2のこの静かな緑のオアシスは、東京駅や高層ビルの立ち並ぶ丸の内の金融地区から歩いてわずか10分のところにあります。江戸城跡に建てられた皇居は、1869年に天皇家の恒久的な住居となりました。宮殿内は特別行事の折に内装が少し見えるだけで足を踏み入れることはできませんが、周囲の美しい芝生や剪定された植木など、完璧に手入れされた庭園は見目麗しく、高貴な雰囲気を醸し出しています。

江戸城跡に建てられた皇居

江戸時代には、250年余り徳川将軍家が日本全国を治めました。現在の皇居は、徳川将軍家の居城、江戸城の跡地にあります。1868年に江戸幕府が倒れ、日本の首都は京都から東京(江戸から改名)に移され、それとともに皇居も移転しました。皇居内の明治宮殿は第二次世界大戦中に焼失し、その跡地に1968年に新宮殿が建設されました。

皇居:宮殿

写真提供:宮内庁

皇居を訪れる

皇居の外苑は人気のジョギングルートで、東御苑は通年、一般公開されています。しかし、せっかく皇居に来たからには、しっかり観光したい、歴史を知りたいというツーリストには、歩きやすい靴を履いて皇居参観ツアーに参加することをお勧めします。

皇居内の地図は公式サイトにてご確認ください。

皇居外苑

皇居参観ツアー

ツアーに参加すれば、一般には公開されていない皇居内堀の内側も一部見ることができます。ツアーは火曜日から土曜日まで1日2回、日本語と英語で行われています。当日券もありますが、宮内庁に連絡をして参観を事前申請しておけば、列に並ばなくて済みます。午前の回は午前9時から整理券を配布し、10時にツアーが始まります。午後の回は12時半から整理券を配布し、1時半にツアーが始まります。1時間15分のツアーは桔梗門前が集合場所です。宮殿の中には入れませんが、富士見櫓、蓮池濠などの美しい史跡を見学し、皇居のシンボルはもちろん、東京のシンボルと言える二重橋を歩いて渡ることができます。

皇居:富士見櫓
皇居:天守台

写真提供:宮内庁

東御苑

月曜日と金曜日と指定休園日以外は毎日一般に無料公開されているこの端麗な日本庭園は、春の桜と秋の紅葉が特に人気です。由緒ある江戸城跡地を散策し、350年以上前の大火で焼失した天守を支えた天守台を観賞したり、天守台に登ったり、あるいは皇室に代々受け継がれた美術品などを展示する三の丸尚蔵館に立ち寄ってみるのも良いでしょう。

皇居:東御苑

写真提供:宮内庁

一般参賀―皇室の方々を近くで見る

皇居は天皇家のお住まいであるため、訪問客が年中入れる訳ではないのは無理もありません。けれども皇室の方々を近くで拝見できる機会が年に2日あります。1月2日には新年一般参賀として皇居内に入門することができます。皇室の方々が午前10時過ぎから午後2時過ぎまで計5回、長和殿ベランダにお出ましになり、ベランダ前の宮殿東庭に多くの参賀者が集まります。混雑するため歩きやすい靴を履き、手荷物は持たずに行くとよいでしょう。参賀者が多ければ皇居前広場から正門入門まで2時間以上かかる場合もあるため、十分な時間の余裕をみて到着しましょう。

皇室の方々を間近に拝見できるもう一つの機会は、現天皇の誕生日2月23日です。皇室の方々が3回お出ましになるほか、参賀者は記帳することができます。

皇居近くのホテル

東京都心に立地し、アクセスの便利さを誇る多くのホテルが皇居周辺にあります。帝国ホテル東京は、ホテル情報サイト「five Star Alliance」で5つ星を獲得している豪華なホテル。1890年に海外からの賓客をお迎えする「日本の迎賓館」として開業しました。

帝国ホテル

5つ星のパレスホテル東京も、「世界で最も素晴らしい客室」と国際的な評価を受けた客室から見える、皇居外苑を臨む景色の素晴らしさで知られています。

パレスホテル東京

中級、あるいは格安の宿泊先をお探しなら、皇居の西の半蔵門エリアか、北の九段下で良い宿が見つかるかもしれません。

もっと知る