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更新日:2020年10月28日
カプセルホテルは小さな空間を最大限利用し、様々なテクノロジーが搭載され、近未来的な雰囲気を感じさせてくれるホテルです。
カプセルホテルは手ごろな価格でゆっくり眠れる便利な場所です。今では米国からシンガポールやベトナムまで世界中に広がっていますが、発祥の地は日本です。
カプセルホテルは基本的機能を備えた手ごろな宿泊施設です。カプセルは一人用で出入口はドアまたはカーテンで仕切られています(日本の法律の規定でドアに鍵はありません)。カプセルは一列に並んでいる場合と2階建ての場合とがあります。例外もありますが、大抵はエアコンのスイッチとコンセントが付いています。荷物はホテルにあるロッカーに預けます。
最初のカプセルホテルは1979年に大阪で開業しました。今では全国各地にあります。
料金が気になると思いますが、カプセルホテルは一般的なホテルと比べ手頃です。一泊2000円から5000円が相場ですが、繁忙期などには値段が上がることもあります。
カプセルホテルは限られた経費で出張するビジネスパーソンに人気です。終電を逃した人や数時間休憩したい人も利用します。
日本に長期滞在する旅行者向けに一週間や一カ月単位で宿泊できるカプセルホテルもあります。
カプセルの中にはトイレや浴室はありません。大抵のホテルではトイレは各階の端、共同浴室は建物内(自分が滞在するフロアにあるとは限りません)にあります。浴槽に入る前にはシャワーヘッドの前の腰掛椅子に座って体をお湯で洗い流しましょう。石鹸やシャンプーは備え付けられていることが多く、個室のシャワーがある場合もあります。
多くのカプセルホテルはこじんまりしていますが狭苦しくはありません。体を動かすスペースはありますし、いつでもカプセルの外に出ることができます。平均的なカプセルは幅1.2メートル、長さ2メートル、高さ1メートルほどです。「豪華な」カプセルホテルなら小さい部屋と同じくらいのサイズです。
とはいえカプセルは閉じられた空間ですから、重度の閉所恐怖症の人は避けたほうが無難でしょう。
カプセルホテル利用者のほとんどは男性で、男性のみ受け入れるホテルもありますが、女性専用のカプセルホテルも存在します。ホテルチェーン「ナインアワーズ」の女性専用ホテル「ウーマン神田」は東京駅や秋葉原駅に近いロケーションです。「Nadeshiko Hotel Shibuya」と「秋葉原ベイホテル」も女性専用のカプセルホテルとしてお勧めです。
また男女共用のカプセルホテルでも、大抵は男性専用フロアと女性専用フロアに分かれています。
Photo: Nacasa & Partners
男女共用部屋 (Mixed dormitory rooms)のあるホテルも存在します。その一つが、和の情緒あふれる神楽坂に位置するUNPLAN Kagurazakaです。
手頃な価格で、活気に満ちた空間と居心地の良い寝どころを提供しています。
Courtesy of UNPLAN Kagurazaka
カプセルホテルは全国各地にありますが、多くは大都市で建物が密集した主要駅や空港の近くにあります。東京(他の都市でも)への旅行を計画中で旅程の一部または全部でカプセルホテルに泊まろうと考えているなら、一番長く滞在したい地域の中心部で探しましょう。
東京のカプセルホテルの多くは新宿、渋谷、秋葉原といった繁華街や東京駅、成田空港や羽田空港などの近くにあります。
「ナインアワーズ」はカプセルホテルチェーンでは一番人気で、都内に7カ所あります。「ファーストキャビン」のカプセルは旅客機のファーストクラスをイメージしており、一般的なカプセルより豪華でサイズも大きめです。
Photo: Nacasa & Partners
前述のようにカプセルホテルは全国各地にありますが、大都市に集中している傾向があります。また大都市の中でも中心部に多くあります。
大阪なら道頓堀、心斎橋、なんば(ワイズキャビン大阪難波など)でホテルを探すのがいいでしょう。京都なら河原町がお勧めです。