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更新日:2024年12月24日
歌舞伎は、日本の伝統や美学、哲学、文化史を体現する総合舞台芸術です。ブロードウェイやウエストエンドのミュージカルと同様に、歌舞伎は迫力ある音楽、舞踊、演技を組み合わせた一大エンターテインメント。舞台での迫力あるパフォーマンスは、一度見たら忘れられない体験となるでしょう。
男性が女性役を演じる「女方」や、独特の言葉などの文化があるため、初めて観る方には難しく感じるかもしれません。しかし、歌舞伎という伝統芸能に触れ、実際に観劇することは、旅行に深みを加える貴重な体験となるはずです。日本旅行の際に、ぜひ歌舞伎を観に行きましょう。
歌舞伎は17世紀に誕生し、登場人物の葛藤や権力争い、悲劇やロマンスを、舞踊や音楽、演技を通じてドラマチックに描きます。江戸時代には歌舞伎が広く人気を集め、多くの人々が集う場所として親しまれました。
今日では、ユネスコにより無形文化遺産として認められ、日本国内外でその価値が再確認されています。現代の日本でも歌舞伎は伝統芸能として根強い人気を持ち、日本を訪れる際にぜひ触れてみたい体験のひとつです。
東京では銀座の歌舞伎座が歌舞伎観劇の中心地として知られています。銀座のランドマークでもある歌舞伎座は2013年に新開場。1924年に竣工した第三期のデザインを踏襲しており、建物自体も一見の価値があります。アクセスも便利で、地下鉄東銀座駅に直結しています。
©松竹
歌舞伎座では、1幕から楽しめる「一幕見席」が約1,500円前後で当日券も販売されており、歌舞伎を初めて観る方にはおすすめの手軽なオプションです。フルの公演を楽しむ場合は、価格帯が異なる座席も用意されています。
©松竹
歌舞伎の特徴的な要素として女方が挙げられます。歌舞伎誕生当初は女性も演じていましたがすぐに女性の出演が禁止され、以降は男性が女性の役を演じるようになりました。この「女方」は、歌舞伎の魅力と個性を強調する大切な役割です。
また、歌舞伎の特徴的な化粧法(隈取)もキャラクターの表情を伝える重要な要素で、超人的な力を持つ勇者や妖怪・悪霊など、さまざまな人物像を鮮やかに描き出します。歌舞伎の独特のテンポもあり、初めての方にはやや難しく感じるかもしれませんが、メリハリのある歌や舞、そして豪華な演出で観客を魅了するでしょう。
『菅原伝授手習鑑』『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』といった三大名作が上演されていたら、ぜひ観劇することをおすすめします。細かい筋書きを理解できなくても、歌舞伎の生の舞台を楽しむことは、好奇心旺盛な旅行者にとって忘れられない文化体験となるでしょう。
歌舞伎観劇では、静かに観賞するのが礼儀とされており、上演中の写真撮影や電子機器の使用は禁止されています。東京の歌舞伎座では英語字幕ガイドが利用でき、理解を深めるためにぜひ活用しましょう。
©松竹
歌舞伎観劇の幕間には、寿司などが入っているお弁当といった日本食を楽しむのも一興です。歌舞伎座の地下には「木挽町広場」というショッピングエリアがあり、歌舞伎関連のグッズや飲食店が揃っています。観劇の予定がない方も、歌舞伎座や木挽町広場を訪れて日本文化に触れてみてはいかがでしょうか。
歌舞伎座では、フルの公演だけでなく、一幕見席といった便利でお得なオプションもあります。松竹の公式ウェブサイトでは、オンラインや電話、劇場窓口でチケットが購入でき、英語対応も充実しています。
チケットWeb松竹
公式サイト「歌舞伎美人」では、最新の公演情報や一幕見席の詳細が毎月更新されており、観劇を検討している方にはおすすめです。
歌舞伎の公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」では、最新の舞台作品や選りすぐりの名演、シネマ歌舞伎などの舞台映像を英語解説付きで配信しています。
様々なチケット情報を掲載しているGOTOKYOのチケットページはこちら