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第41回 誰もが楽しめるアートイベント「六本木アートナイト」

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2016年10月21日から23日まで、3日間に渡って開催されるアートイベント「六本木アートナイト2016」。この期間六本木エリアは、人々の五感を刺激する、にぎやかな祭りの場へと変わります。

2003年の森美術館開館以来、バブル期の繁華街といったかつてのイメージは徐々に薄れ、六本木は、ファミリーやカップル、アート愛好者をも魅了する、求心力ある洗練された街へと変貌を遂げました。今日では、六本木にはいくつかの世界的に有名なアートミュージアムやデザインミュージアムだけでなく、一流の現代美術ギャラリーが集まっています。

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【六本木アートナイト2016 メインプログラム】※イメージ

「六本木アートナイト」の歴史

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【六本木アートナイト2016 メインビジュアル】

ヨーロッパで始まった一晩中続くアートのお祭り「ニュイ・ブランシュ」のコンセプトに影響を受け、六本木に一夜限りの華やかな芸術文化の催しを、という目的のもと、2009年に「六本木アートナイト」は誕生しました。

東京都、アーツカウンシル東京、港区と、六本木エリアの主要美術館や商業施設などからなる実行委員会により運営されています。

これまでに6回の歴史を重ね(東日本大震災のため中止となった2011年を除く)、最先端のアートを人々に伝え、日暮れから夜明けまでの間、街を探索しながらアートを楽しむという経験を提供する場としてその評価を高めてきました。

「六本木アートナイト2016」

これまでは春に一晩のみ開催されていましたが、今年は10月で、また3日間に渡って催されることとなりました。
今年のテーマは「六本木、アートのプレイグラウンド “回る、走る、やってみる”」。人々は街を巡りながら、壮大で印象的な作品の数々を楽しむことができます。
「六本木アートナイト2016」の公式ウェブサイトでは、テーマについて次のように述べられています。
「私たちは子供の頃、公園や空き地、道路の片隅など、どこでも面白そうな所を見つけ、そこを自分たちだけのプレイグラウンド(遊び場)にして友達と遊びまわりました。泥だらけになり、時には傷を作ったりしながら、夢中になり、時間を忘れて走り回ったものです。そこは、未知の物・人との出会いの場でもあったのです。今回のアートナイトでは、アートの周りに、多様な人が集い、参加し、日常で忘れかけた無邪気な頃の思いを蘇らせます。」

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【メインアーティスト 名和 晃平】photo : Nobutada OMOTE|SANDWICH

今年のメインアーティストは、名和晃平。画素のPixelと細胞のCellを組み合わせた独自の「PixCell」という概念を機軸にした作品で知られるアーティストです。メインプログラムとして名和の代表的な2つの作品「Ether」と「White Deer」が、六本木という都会に出現した幻想的な森の中で出会います。

他の注目アーティストは、フランスのグループ「カンパニー・デ・キダム」。「六本木アートナイト2010」ではバルーンのパフォーマンスで人々を驚かせ、絶賛されました。そして、メディアアーティストの後藤映則や、≪たこ焼きシーケンサー≫で有名な八木良太も参加します。カラフルなインスタレーション※で知られる韓国人アーティストのチェ・ジョンファは、今回2作品を六本木ヒルズで展示します。
※インスタレーション:現代美術における表現方法・ジャンルの一つで、空間全体を一つの作品とみなす手法。

「六本木アートナイト」の最大の魅力は、六本木の街なかに溢れるようにアートインスタレーションが展示されること。人々は街角ごとに異なる経験をすることができるでしょう。六本木交差点で、東京ミッドタウンの芝生で、ありふれた駐車場で、ユニークでスリリングなインスタレーションがイベント期間中のみ出現するのです。

例えば、ひときわ目立つ看板からなるシリーズ作品≪Roppongi Sign Girl -六本木看板娘プロジェクト–≫や、殺陣と音楽によるパフォーマンス≪SAMURAI IN ROPPONGI!!!≫などは必見です。

「六本木アートナイト」はヴィジュアルアートだけに限定されません。街を「徘徊」する侍にとどまらず、3日間に渡り様々なパフォーミングアートのプログラムが用意されています。振付家でもあるダンサー・川口隆夫や、テクノロジーとダンスを融合させる石山雄三、街角で突然始まる平本瑞季のユニークな≪寿司パフォーマンス≫など、魅力的な作品が目白押しです。

その他にも、アーティストトーク、コンサート、ガイドツアーも実施される予定です。

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【FierS à Cheval~誇り高き馬© Marc Van Canneyt】

また、このエリアに位置する森美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館などの参加美術館はこの期間、通常より遅い時間まで開いており、中には翌朝まで開館しているところもあります。一度真夜中の美術館を訪れてみたいと思っていた人には絶好のチャンスではないでしょうか。基本的にイベントは無料ですが、いくつか有料のイベントもあるのでご注意ください。また、美術館の入場にはチケットの購入が必要です。

3日間のスケジュールは、ワークショップやパフォーマンスなどのイベントが集積する3つの時間帯に分かれています。金曜日のメインイベントは主に夕方から夜に、土曜日にはデイタイムイベントも開催されます。そしてフィナーレは、土曜日の夕方から日曜日の朝まで続きます。

タイムテーブル:
10月21日(金):17:30〜24:00
10月22日(土):11:00〜17:30
10月22日(土):17:00〜10月23日(日)6:00

毎年約80万人もの人が訪れる「六本木アートナイト」。今年もたくさんの人々がアートを楽しむために六本木を訪れることでしょう。

更新日:2016年10月14日

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