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第18回 丸の内ストリートギャラリー(三菱地所株式会社 街ブランド推進部・越山宏子さん)

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草間彌生「われは南瓜」 2013年

丸の内ストリートギャラリー「われは南瓜」

丸の内仲通りに並ぶアート作品

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安藤泉「G-proportion」 2013年

丸の内仲通りにアート作品を展示する「丸の内ストリートギャラリー」は、三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団(以下彫刻の森芸術文化財団)とが芸術性豊かな街づくりを目指し、1972年より実施しているものですが、その間何度も作品を入れ替えており、今年の入れ替えで第40回目を迎えました。
これまでは彫刻の森芸術文化財団が運営する箱根の彫刻の森美術館及び美ケ原高原美術館から作品をお借りしていたのですが、新たな展開を図る為、昨年第39回開催から作品のラインナップを少し変更して作家蔵の作品を数点加えることになりました。その一つが草間彌生さんの『われは南瓜』です。仲通りに設置することを前提に新たに制作されたものですが、草間さんにとって初めての石彫作品で、ご自身も「新しい自分の出発の一点」だと位置付けていらっしゃり、設置当初から大きな話題を呼びました。設置期間が終了する来年以降、海外で展示されることになる作品をいち早く、近くで見られることもあって、遠くからわざわざ見に来られる方も多い人気作です。

『われは南瓜』のはす向かいにある、安藤泉さんの『G-proportion』もまた、「丸の内ストリートギャラリー」のために作られた作品です。先に設置場所を安藤さんにご覧いただいたところ、丸の内に似合うスタイリッシュなシマウマを制作して下さいました。作品タイトルの「G」はgiraffe(キリン)の意味で、脚が長く胴が短い、キリンのようなプロポーションのシマウマです。動物の作品は親しみやすいこともあって、丸の内を紹介するテレビ番組や雑誌にもよく登場していますので、ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

丸の内とパブリックアート

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丸の内仲通り

「丸の内ストリートギャラリー」は、アート作品がこの街のワーカーや来街者にとって身近なものになり、文化価値の高い街づくりが出来ればと継続してきました。開始当時も今も、丸の内がビジネスマンの多い街である点は変わっていませんが、43年の間には街路樹の成長や多くのブランドショップの出店などで仲通りの風景は少しずつ変化し、国内外の様々な方々が訪れるようになりました。文化価値の高い国際的ビジネス街として成長し続ける丸の内で、世界的なアーティストの作品を継続して設置できたのはこの街が安心・安全であることの証でもあります。

歴史ある「丸の内ストリートギャラリー」の存在を多くの方々にもっと知って頂くために、これまで様々なイベントを企画してきましたが、今年は昨年に引き続き「アートのある丸の内の風景」をテーマにした「フォトコンテスト」を実施しています(開催中から2015年1月18日締切)。室内展示と違い、屋外にある作品は季節や天候、時刻等が違うと同じ作品でも様々な異なる表情を見せることに感動することと思います。美しい街並みとアート作品を是非多くの方々にお楽しみ頂き、心に響いた作品を撮影して、フォトコンテストにご応募下さい。

Information

丸の内ストリートギャラリー
所在地   丸の内仲通り(東京都千代田区)

おすすめミュージアムグッズ

■岡本哲志監修「一丁倫敦と丸の内スタイル」
“丸の内”の誕生と今日までの変遷を紹介する書籍。馬場先通り沿いにある三菱一号館美術館のミュージアムショップ、「Store 1894」で購入できます。
▼¥2,160(税込)
■ロートレック トートバッグ
同じく「Store 1894」より、美術館所蔵のロートレック作品をモチーフにした革製トートバッグ。『ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ』が原寸大で再現されています。
▼¥12,960(税込)

更新日:2014年10月31日

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