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第14回 東京ミッドタウン(井上ルミ子プロモーション担当)

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安田侃「意心帰」

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安田侃「妙夢」

東京ミッドタウン「妙夢」「意心帰」

アートとデザインにあふれた複合施設

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東京ミッドタウン外観

東京ミッドタウンは2007年、六本木の防衛庁跡地にオープンした複合施設です。店舗やオフィス、ホテルなどが様々なアートに彩られているのが特徴で、美術館やギャラリーに加えて、多くのアートワークが点在しています。施設内のアートワークというと、通常は建物が完成してから設置が検討されることが多いのですが、東京ミッドタウンでは、設計図の段階から既に組み込まれ、設置されるアートワークに合わせて建物の設計変更をしていました。アートとデザインにあふれた施設にしたいという強い思いのもと、アートワークの制作が建設と同時に進められたのです。

メインアートは、施設の正面玄関といえる場所にある『妙夢』と、その地下の『意心帰』。どちらも、「体験」できるパブリックアートの第一人者的存在、安田侃さんによる石の彫刻です。いくつか提案があった中で安田さんの作品が採用されたのは、東京ミッドタウンのコンセプトのひとつである「Hospitality(おもてなし)」の精神に合致するため。鑑賞するだけでなく、触ったり中に入ったりして楽しめる点が、お客様を出迎えるのに相応しいということになりました。実際に、『妙夢』の穴から東京ミッドタウンを覗くと新たな景色が見えますし、『意心帰』の中に入れば、温かみや優しさが感じられます。「体験」することで、アートをより身近に感じていただけることと思います。

定着し始めた「六本木=アートの街」

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フロリアン・クラール「フラグメントNo.5」

施設内にはほかにも数えきれないほどのアートワークがあり、芝生広場の『フラグメントNo.5』のように巨大なオブジェから、ショッピングエリア内の柱ごとにさりげなく飾られた小彫刻まで、その内容は様々です。いってみれば施設全体が美術館のようなものですが、「アートと人との関係は自由」という考えから、美術館のように解説をつけることはしていません。見過ごす方もいれば、触れてみる方、興味を持って調べる方、いろいろな関係があっていいと思っています。施設内の案内スタッフは皆、アートワークの知識も持っていますので、関係を深めたいと思われたらぜひ、お気軽に声をかけてみてください。

1980年代以降は「夜の街」というイメージも強かった六本木ですが、元々は米軍施設や大使館が建ち並んでいたことから、感度の高い国際的な人々が集まる場所でした。多くのアーティストやデザイナーがこの地に事務所を構え、芸術談義に花を咲かせていたのです。2003年に森美術館、2007年に国立新美術館、そしてサントリー美術館も擁する当施設がオープンしたことで、「六本木=アートの街」というイメージが再び広まり始めました。東京ミッドタウンとしては、街をあげて行うアートの祭典「六本木アートナイト」や、才能あるアーティストやデザイナーを応援するコンペ「Tokyo Midtown Award」などのイベント開催を通じて、そのイメージのさらなる定着に貢献していきたいと思っています。

Information

東京ミッドタウン
所在地   〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-1 ほか
TEL   03-3475-3100
営業時間  11:00~21:00(店舗により異なる)

おすすめミュージアムグッズ

■富士山グラス/Fujiyama Glass
今回は、東京ミッドタウンで購入できる「Tokyo Midtown Award」受賞作をご紹介します。「Tokyo Midtown Award 2008」で審査員特別賞を受賞した作品を商品化。ビールを注ぐと雪を被った富士山のように見える、不動のヒット商品です。(作家:鈴木啓太)
▼¥4,078(税込)

■歌舞伎フェイスパック/KABUKI FACE PACK
こちらは同年、学生の部で準グランプリを受賞した作品。歌舞伎俳優による監修、インク成分の研究など、様々な過程を経て2013年に商品化されました。(作家:小島梢)
▼¥880(税込)

更新日:2014年6月26日

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